チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

歯学部に入る

2009年01月31日 08時52分07秒 | Weblog
と言っても、もちろん建物に入っただけの話です。会議があって、二度ほど行きました。こんなことでもないと、なかなか入るチャンスもありません。物珍し気にキョロキョロとあたりを見回して、不審者と思われたかも。(肝心の会議室がなかなか見つからなかった。)写真は正面玄関です。

歯学部は、広島市南区の霞キャンパスにあります。ここは、医学系(医学部、歯学部、薬学部、大学病院、原爆放射線医科学研究所など)が集まっているところ。就職前の健康診断もここで受けました。

広大の歯学部の特徴は、4年制の学科としては全国で唯一の歯科技工士養成機関を持っていることです(口腔保健工学専攻)。詳しくはこちらをどうぞ。


正面玄関の右側に石碑発見。「創立三十周年記念 広島大学歯学部附属歯科技工士学校 平成十四年十一月」とありました。上の養成機関は、おそらくこの学校に遡るのでしょう。

広大は組織が大きいし、それぞれの部門の成り立ちが複雑なので、とてもじゃないけど覚えきれません(覚える必要もないですが)。そもそもが、広島文理科大学、広島高等師範学校、広島女子高等師範学校、広島高等学校、広島師範学校、広島青年師範学校、広島工業専門学校、そして広島市立工業専門学校を併合して始まった大学だというのですから。

朝の流川通り

2009年01月24日 12時50分42秒 | Weblog
中四国一の歓楽街と言われる(にしては規模が小さいような気がしますが)流川通り、夜にお邪魔することは(まだ)一度もないのですが、朝9時前に通る機会がありました。

朝の歓楽街を歩くのは意外に面白いものです。ゴミの匂いがどこからともなくしてくる中を、疲れた顔の人が路地を歩いていたりして、「夢の跡」のような雰囲気がします。


夜の顔とは打って変わって静かな通り。このひと気のなさ。


キャバレーロンドン。さすが歓楽街! 名前と外装に時代を感じます。


流川通りに面した「えびす通り商店街」にはさすがに人が。でも、商店街にしては静かな感じもします。


流川通りにもあった「かに道楽」。広島でもキダ・タロー先生が作ったCM曲が流れたのでしょうか。

夜遊びは趣味でないので、広島にいる間にお世話になることはおそらくないでしょうけれど、明るいうちに散歩するには面白いところだと思いました。


キャンパス北部

2009年01月17日 10時20分43秒 | Weblog
授業のないある日、中央図書館に行く用事があったので、いつもの広大西口ではなく、その二つ前にある広大二神口(ひろだいふたがみぐち)でバスを降り、教育学部の建物前を通って図書館へ向かいました。(上の写真、左手が教育学部の建物、右手が中央図書館。奥には文学部も見えています。)このあたり、キャンパス北部はあまり来ることがないので、この機会に写真を撮りました。

バス停から中央図書館までは数分ですが、吹きさらしなのでとても寒く感じます。



中央図書館入口。大学には図書館が5つあります。東広島キャンパスには、この中央図書館の他、いつもお世話になる西図書館(総合科学部近く)、そして東図書館(未踏の地)。その他、霞キャンパスと東広島キャンパスに一つずつ。この中央図書館までは、研究室から10分くらいかかるので、行くのに決心が要ります。それで今回は、研究室に腰を落ち着ける前に寄って行こうと考えた次第。

図書館で本を借り出した後、研究室へ向かって南下します。




学士会館。リーガロイヤルホテル直営のレストラン「ラ・ボエーム」(この記事を書くまでずっと「ポエーム」だと思い込んでいました。La Bohème だったとは。「ボヘミアン」だったんですね。「ポエム」なら「ル・ポエーム」でないとおかしいのに)の他、会議室や宿泊室もあります。

学士会館といえば東京都千代田区のあれで、あれは、学士会(旧帝大の卒業生の会なんですね)の施設なはず。同じ名前をつけていていいのかな?とちょっと思うのですが(広大は旧帝大じゃない)、地方私学の卒業生である私にはあまり縁のない話です。


「ラ・ボエーム」の入口です。


学士会館から南の方角を見た景色。とても大学のキャンパスには見えません。

学士会館から歩いて約5分。ようやく研究室にたどり着きました。これだけでひと仕事です。

丸亀製麺再訪

2009年01月13日 22時55分13秒 | Weblog
以前に紹介した丸亀製麺にまた行ってきました。近くまで行く用事があったので、あの麺がまた食べたくなり、二人でちょっと足を延ばした土曜のお昼。

例によって駐車場はいっぱい。空きを待っている車が1台あり、我々は2番目。数分待つと、お店から人が。このお店はみんな車で来るので、駐車場が空く合図です。

お店は、うどんの順番を待つ長蛇の列。しかし手際良くお客を捌いて行くので、順番は意外に早く回ってきます。目の前でうどんが茹で上がるのを見ると、お腹が空いて、思わず「大」サイズを頼んでしまいます。

今日の一品は「わかたまうどん」。わかめ、そして温泉玉子の入ったうどんです。うどんをもらい、おかずに小エビかき揚げとイカの天ぷらを取り、お会計の後、レジ横の機械でダシを入れます。

寒い土曜日でしたが、食べ終わってお店を出ると、体がほかほかしていました。この季節、とくにお勧めです。

夜間生の味方

2009年01月10日 17時25分02秒 | Weblog
広島大学がもともとあった、市内のキャンパスには今も、法学部・経済学部夜間主コース、大学院社会科学研究科(マネジメントコース)、そして法科大学院(法務研究科)があります。また、平和科学研究センターもこの東千田キャンパス。やっぱり、広島で平和研究となると、東広島よりも広島市内でしょう。

この東千田キャンパスには小さいながらも大学生協のお店があり、夜間主コースの学生のため、21時半まで営業しています。ちょっと薄暗い感じの照明と湯気が外に漏れ、中に入るといかにも昔の大学生協風。物品や書籍などを売る店舗も小さいながら、法学部・経済学部の学生さん向けの書籍などを揃えています。

今学期は、東千田で夜の授業を一つ担当した関係で、初めてこの生協にも足を踏み入れました。食事をしてから授業に行くので、生協で食べたことはないのですが、何となく心温まる感じで好きなお店です。夜間の授業には、仕事を済ませてから来て下さる社会人の方々もおられるのですが、この食堂で腹ごしらえをしているのでしょうか。

キャンパス正門前には讃岐うどんのお店や、広島つけ麺/お好み焼きのお店、また飲み屋などもあります。大学の大部分が東広島に移転するまではきっと大勢の学生で賑わっていたのだろうと想像できる光景で、こっちの方がずいぶん大学らしいのになと、移転してしまったことを残念に思いました。


福を願う人々

2009年01月01日 20時32分49秒 | Weblog
2009年になりました。今年も関西では味わえない、広島での斬新な体験をお伝えしたいと思います。

元旦といえば日本では初詣。広島の人たちの元旦を見学すべく(あくまで見学ですよ、見学。宗教学の教授ですもの)、自宅近くにある比治山神社を散歩がてら訪れました。


境内へと続く道には、おなじみの屋台が。しかし数が少ない。りんご飴屋にタイ焼き屋、綿菓子屋にたこ焼き屋とフライドポテト屋(?)くらい。西宮の広田神社の方が圧倒的に大規模。


境内へと向かう人、ひと、ヒト。


御神札を売る別棟。この日は特設売り場も設けられていました。


特設おみくじ売場で働く巫女さん。思わず買いそうになりました。


七五三パック27000円には笑いました。ご祈祷・衣装・写真・着付け・美容込みなんだそうですが、商売やりすぎ。キリスト教でもやってみたら?


こちらでも巫女さんが熱心に商売。お守り類を販売しておられました。


熱心にお祈りする人たちを祝福(って言うのかな)する巫女さんたちの足元には、賽銭がいっぱい。覗いてみると、千円札がところどころに交じっていましたが、五千円札や一万円札はなかったようです。やはり「100年に1度」の危機ゆえか。


町の中にある神社には次々と人が。こんな世の中だからこそ、福を願う気持ちも強くなるわけです。言うことがコロコロ変わる総理より、神に頼るが民の意思なり。