チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

ガッツ岩津ねぎ!

2020年02月23日 22時04分24秒 | Weblog
山陰地方に出かけた帰りのこと。

播但連絡道路を走っていた我々は、ちょうどお昼となったので、朝来サービスエリアへと入りました。ここは「道の駅 フレッシュあさご」として、一般道路から入ることもできるようになっています。

車を降りて、建物へと向かうと、何やらロック調の賑やかな音楽が聞こえてきます。左手には、新鮮な野菜の朝市をやっている建物があるのですが、音楽はそちらで鳴っているようです。近づいてみると、



岩津ねぎ解禁、との大きな張り紙。11月23日から「令和初」の岩津ねぎ解禁だそうな。岩津ねぎとは、兵庫県朝来の特産ねぎで、下仁田ネギ、博多万能ねぎと並ぶ「日本三大ネギ」の一つなんだそうです。朝来市のウェブサイトでも紹介されています。

しかし、販売への意気込みがすごい。まずは、ずらっと並んだ岩津ねぎ。


レジの下にも、岩津ねぎについてのお知らせが。


岩津ねぎを使ったアイス。
 

1個買ってみました。


製造者は意外にも奈良県生駒郡だったのですが、


食べてみると、ねぎの味はあまりしません。ねぎアイスだと思って食べると、そんな感じもする、という程度。非常に食べやすい。

食堂でも岩津ねぎオンパレード。
 

岩津ねぎラーメンをいただきました。


ラーメン自体は、至って普通の醤油味ラーメンで、取り立てて特徴的なものは感じられません。しかし、岩津ねぎがどーんと乗っていて、ラーメンの入ったネギスープを食べている感じさえします。

店内には、岩津ねぎを使った商品があちらにもこちらにも。
      

ところで、朝市のねぎ売り場で聞こえていた、ロック調の賑やかな音楽の正体、これも岩津ねぎだったのです。
ガッツ岩津ねぎ」という曲まで作られていました。これが何とも耳について離れない。映像もファンキーです。(リンク先は音が出るので注意)

♪焼きねぎ 焼きねぎ 岩津ねぎ♪
♪燃えろ 燃えろ 岩津ねぎ♪
♪厳しい冬を 乗り切るために〜♪
♪元気にこの世を駆け巡る♪
♪冬の野菜のヒーローだ♪
♪但馬の誇り 岩津ねぎ♪
♪ガッツ ガッツ 岩津ねぎ♪
♪ガッツ ガッツ 岩津ねぎ♪

実は、「農家さんが歌う! 岩津ねぎの歌」というのもあるのですが、こちらはよくありそうなご当地ソングっぽいノリで、農家さんが歌っているビデオも、のほほんとした感じです。(こちらのリンクも音注意)

まぁ、パンチ力は「ガッツ岩津ねぎ」の方が100倍あります。つい歌ってしまうくらい。

岩津ねぎ、買って帰りました。その夜、鍋に入れて食べたところ、実にうまい。「但馬の誇り」というだけのことはあります。

翌日、そごう広島店に行くと、


広島にも出荷されていたのでした。








Hermeneiaのセール

2020年02月02日 09時19分05秒 | Weblog
Fortress Press が Hermeneia 注解シリーズの4割引セールをやっています(2020年2月29日まで)。

思えば、この注解シリーズにはずいぶんとお世話になってきました。最初の出会いは、M. ディベリウスのヤコブ書注解。まだドイツ語があまり読めない学部生の頃、自宅にあったドイツ語原書だけではなかなか読み進まないので、このシリーズから出ている英語版を買いました。

Hermeneia は、H. コンツェルマンの第一コリントや使徒行伝、牧会書簡、E. ローゼのコロサイ/フィレモン、E. ヘンヒェンのヨハネ福音書、G. シュトレッカーのヨハネ書簡といった、ドイツ語圏の有名な学者が書いた注解の英訳が収められていることでも知られています。EKKからも、U. ルツのマタイ福音書やF. ボヴォンのルカ福音書が入っています。

しかし、英語版がオリジナルである注解も少なくなく、A. ヤーブロ・コリンズのマルコ福音書やR. I. パーヴォの使徒行伝、H. W. アットリッジのヘブライ書はこのシリーズから出ています。H. D. ベッツの有名なガラテヤ書もこのグループに入れてよいでしょうか(彼はドイツ生まれですが)。

面白いのは、「12使徒の教訓」(ディダケー)やアンティオキアのイグナティオス、さらには「使徒的伝承」といった、新約以後の文書の注解も含まれていることです。また、「Q批評版」(Critical Edition of Q)なんていうのもあります。この場合は「新約以前」と言うべきでしょうか。

大判で重い上、判型がややいびつで、コピーが取りにくいのが難点ではありますが(わざとか?)、便利なシリーズであることは確かです。