チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

『月刊住職』はすごい

2014年06月30日 19時55分48秒 | Weblog
ツイッターで知った雑誌、『月刊住職』。面白いとの評判だったので、試しに買ってみました。

5月号は、もくじを見ただけで興味津々になります。



「新聞等に活動を載せてもらう各宗マスコミ対策の現状と問題」
「お寺にホームページは必要か:本当に効果あるか実際を見る」
「寺の崖から転落死した遺族に慰謝料八千万円余を要求された住職の実話」
「ムササビや烏や鳩や蜂から寺を護る」
「墓地行政に見る墓の公共公益性」
「格安を売りにする葬儀の実態」

などなど、キリスト教会でもすぐに役立ちそうな記事ではありませんか。

「中性の寺院にとって宗派とは何か」
「連載:新パーソナルブッディズム」
「仏教講座:殺人鬼に対する釈尊の教化」

といった、仏教の勉強になる読み物も入っています。別冊として「住職の研鑽・教化のための法話特集」までついてくる。

広告は、仏教古書店、石材店、建築会社に出版社と多種多様。「西暦587年創業 社寺建築 金剛組」は全頁広告。歴史がすごすぎます。

しかし、一番目をひいた広告は、やはりこれでした。



Philipsがこのようなセルフヘアーカッターを出していたとは。僧侶必携でしょう。

それにしても、おそらく住職向けの雑誌でありながら、一般の人間が読んでも面白く作れる、そのセンスには驚くばかりです。果たしてキリスト教系の雑誌にこの質が達成できるか……。仏教のすごさを見た思いがしました。定期購読検討中。