チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

絶景にたどり着くまで

2018年04月22日 16時52分29秒 | Weblog
それは、上蒲刈島にある「恵みの丘蒲刈」内のハーブ館で聞いた話から始まりました。

レジの人が、「絶景の場所があるから、時間があるならぜひ行きなさい」と教えてくれたのがその場所、一峰寺山(いっぽうじさん)展望台。大崎下島の久比というところから、山の方へどんどん入っていけばたどり着くとのこと。「一峰寺公園」の標識に従って行けば、途中の道は狭いが、普通乗用車でも上がれるという、その言葉を信じて、山頂の公園を目指して行ってみることにしました。

途中までは普通の道路でしたが、「一峰寺公園」の標識は途中で、とんでもない狭い道を指していました。車1台がようやく通れるくらいの道。みかんの収穫をしていた農家の人が車を途中で止めていたのですが、脇道のあるところまで下がって、道を譲ってくれました。

細い細い道を10分くらいでしょうか、恐る恐る上っていった先にあったのは、行き止まりの道。そしてその先には展望台。そこからの景色は







瀬戸内の島々が一望できる、素晴らしい景色でした。

脇を見ると、さらに山の中へ入っていく歩道が。100メートルほど歩くと、神社が見えてきました。一峰寺というから、てっきりお寺があるのだと思っていましたが。「水分神」は水の分配を司る神なので、雨乞いする対象にもなったそうで、やはり柑橘類の栽培と関係があるのでしょう。





「水分神社(みくまりじんじゃ)」の標高は449.3メートルだそうです。この日は日射しが強かったのですが、山頂は涼しくさえありました。

神社の正面。


横から見ると、


このあたりは山歩きも出来るようでした。


細い道は上るのもこわごわでしたが、下るのも緊張します。脱輪しないよう、ガードレールにぶつからないよう、もちろん崖下に落ちないよう、徐行しながら麓まで降りました。往復の道で対向車がなかったので助かりました。もし離合が必要だったらと思うと(そのためのスペースもところどころにはありますが)ぞっとします。

徒歩でこの「山登り」を経験した人のサイトがありました。リンク先のページの写真から、道の細さが写真でわかってもらえるかと思います。車で上った人の体験記もあります。

狭い山道で運転疲れしたので、最後にアイスクリームを食べながら休憩。藻塩アイスです。