チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

Kyoto Go Show

2018年03月29日 22時17分39秒 | Weblog
京都での研究会に出た翌日、はじめて入ってみました。京都御所

出入り口になっている西側の清所門をくぐり、持ち物検査(何も持っていなかったのでフリーパスでしたが)を受けた後、番号札をもらって首からぶら下げます(検査済みってことなんでしょう、きっと)。さすがは警備の厳しい御所です。

参観できるのは南側だけで、北側にある「プライベート」な領域(皇后宮常御殿など)は非公開。反時計回りに一方通行で歩きます。


新御車寄(しんみくるまよせ)。大正天皇の即位礼に際して作られた玄関。馬車による行幸のためだそうです。


紫宸殿(ししんでん)。一番格式が高い正殿。この日は桜が綺麗に咲いていました。

このあたりで、30分早く出発していた日本語ガイドご一行様に追いつきました。ガイドの男性は、大声かつ実に流ちょうに、ジョークもたくさん交えながら説明を加えていきます。かなりのベテランでした。




清涼殿(せいりょうでん)。10世紀頃から、天皇の日常の住居となった御殿とのこと。しかし、冬はきっと寒かったことでしょう。


御学問所(おがくもんじょ)。王政復古の大号令(1867年)はここで発せられたそうです。


御内庭(ごないてい)。御所はお庭も優雅です。ガイドさんによれば、水は井戸を掘ってくみ上げているが、省エネのため、24時間くみ上げてはいないので、水が濁るとの話。


御常御殿(おつねごてん)。天皇の住まいであると共に、儀式や対面にも使われた建物とのこと。神器を納める剣璽の間(けんじのま)など15部屋からなります。

ガイドさんにくっついて最初から最後まで歩くと、1時間強だそうです。

3月とは思えぬ暖かい日でしたが、美しい桜に癒やされました。