リヨンから来た同僚氏夫妻(昨日の記事ご参照)は、テレビや電子レンジ、プリンターなど一切を引き取ってくれた上に、家の掃除まで手伝ってくれました。レンタカーの後部座席いっぱいの荷物と共にリヨンへ帰っていった二人。本当にありがとうございました。
今年はイースターの来るのが早いので、それに応じて街の飾りつけも早くからイースター向けに。バーンホーフ通りにはミグロが大きな広告を出しています(上の写真)――「もっとイースター」。
実際、同じ気持ちです。もっとイースター。イースターに向けたこの明るい、春を満喫する雰囲気をもっと味わっていたい。先週から見事に気温が上がると、町は一気に楽しい空気に包まれました。こんなときに帰らねばならないなんて。日本の春ももちろん好きだけど、長く我慢して待ち続けた春がようやくやって来た!という喜びが本当に感じられるスイスのこの春を、今はもっと楽しんでいたいと心から思います。
昨日、同僚氏夫妻と街を散歩していて見つけた「イースターのうさぎ」。シュプリュングリのショーウィンドウに飾られていたチョコうさぎなのですが、
お値段なんと720フラン(6万5000円弱)。
どういう人が買うのでしょうか? それともジョーク?
復活祭をなぜドイツ語で Ostern と言うかについては諸説ありますが、一説には、ゲルマン神話における曙光・春・豊穣の女神 Ostara から来ているとのこと。イースターはイエス・キリストの復活を祝う宗教的祭であるわけですが、それ以上にと言ってもよいくらい、暗くて寒い冬からの解放と春の到来を告げる喜びの祝祭であることが、スイスに来るたびに強く感じられます。これは、冬も晴天が続き、気温もそれほどひどく下がらない阪神間に住んでいるとわからない開放感です。
いつかまた、僕たちもスイスの地に「復活」できるときが来るでしょうか。その希望を持ちながら、今は日本に戻ることにしたいと思います。スイスで出会った全ての人、スイスで経験した全てのこと、スイスでの素晴らしい日々を共有できた家族に感謝して。(完)
**********
昨年9月から続けてきた「チューリヒ日記2004/5」、大学の在外研究期間を終えて帰国するのに伴い、今回をもって終了とさせていただきます。コメントを下さった方々、トラックバックをはって下さった方々、そしてこっそりご愛読くださった方々、どうもありがとうございました。
今年はイースターの来るのが早いので、それに応じて街の飾りつけも早くからイースター向けに。バーンホーフ通りにはミグロが大きな広告を出しています(上の写真)――「もっとイースター」。
実際、同じ気持ちです。もっとイースター。イースターに向けたこの明るい、春を満喫する雰囲気をもっと味わっていたい。先週から見事に気温が上がると、町は一気に楽しい空気に包まれました。こんなときに帰らねばならないなんて。日本の春ももちろん好きだけど、長く我慢して待ち続けた春がようやくやって来た!という喜びが本当に感じられるスイスのこの春を、今はもっと楽しんでいたいと心から思います。
昨日、同僚氏夫妻と街を散歩していて見つけた「イースターのうさぎ」。シュプリュングリのショーウィンドウに飾られていたチョコうさぎなのですが、
お値段なんと720フラン(6万5000円弱)。
どういう人が買うのでしょうか? それともジョーク?
復活祭をなぜドイツ語で Ostern と言うかについては諸説ありますが、一説には、ゲルマン神話における曙光・春・豊穣の女神 Ostara から来ているとのこと。イースターはイエス・キリストの復活を祝う宗教的祭であるわけですが、それ以上にと言ってもよいくらい、暗くて寒い冬からの解放と春の到来を告げる喜びの祝祭であることが、スイスに来るたびに強く感じられます。これは、冬も晴天が続き、気温もそれほどひどく下がらない阪神間に住んでいるとわからない開放感です。
いつかまた、僕たちもスイスの地に「復活」できるときが来るでしょうか。その希望を持ちながら、今は日本に戻ることにしたいと思います。スイスで出会った全ての人、スイスで経験した全てのこと、スイスでの素晴らしい日々を共有できた家族に感謝して。(完)
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昨年9月から続けてきた「チューリヒ日記2004/5」、大学の在外研究期間を終えて帰国するのに伴い、今回をもって終了とさせていただきます。コメントを下さった方々、トラックバックをはって下さった方々、そしてこっそりご愛読くださった方々、どうもありがとうございました。