クリスマス、やってないのは教会だけ

出勤の途中、広島駅前の地下広場を通ると、すでにクリスマスの飾り付けがしてありました（冒頭の写真）。世間的にはもう、クリスマスへの備えは十分、という雰囲気です。


壁には、クリスマスフェアの宣伝ポスターも。もう、どこを見てもクリスマス。


駅前にある、広島グランドインテリジェントホテルには、屋根に上ろうとするサンタの姿も登場しました（リンクは張ってますが、別にホテルの宣伝ではありません）。

八丁堀の百貨店、広島三越にも、当然ながらクリスマスの飾り付けが。


クリスマスケーキご予約承り中のポスター。


笑えたのは、それと並んで、おせち料理の予約も承っていたことです。


百貨店の入口すぐのところには綺麗なツリーが置かれていました。

しかし、考えてみれば、クリスマスの準備にはちと早過ぎる。いくら早いのが好きな百貨店といえど、11月半ばから（いや、もっと早くからだったか）クリスマスセールの準備に入られたのでは．．．。

今年のアドベント（待降節）は11月29日（日）からですから、本当はまだ、クリスマスの雰囲気を楽しむ時期じゃない。しかし、そんなことは当然お構いなしに、世間はクリスマスで騒ぎ出す。教会の人たちは、これをどう思っているんでしょうか。もし教会が、暦に忠実に、29日（日）まではクリスマスを「我慢」しているとすると、「やってないのは教会だけ」という状態になるわけです。しかし、このことに異議が申し立てられたという話はあまり聞かないような気がします。

クリスマスについてちらほら質問やら溜息やら（シングルベルだからどう過ごしたらいいんだ、とか、クリスマスなんて嫌いだとか）が学生さんの間から聞こえてくるので、授業では一生懸命、クリスマスを語るにはまだ早い、と説明しているのですが、世間の波にはどうも勝てません。

教会も、前倒しして飾り付けないと、教会ではクリスマスをやらないのかと勘違いされる、なんてことになるかも。

シードルと白グリューヴァイン

カルディコーヒーファームで最近買ったものといえば、シードルとグリューヴァイン。

シードルとは要するにリンゴ酒で、フランスはブルターニュ地方のものが有名。昔、まだ大学院生の頃に通っていたフランス語教室で使っていた教科書に、スイス人の若者がブルターニュ地方を車で旅行し、シードルを飲ませてもらうという話が載っていました。シードルってどんなに旨いのだろう、と思いつつ、その後飲む機会がなかなかなかったのですが、広島で会えるとは。店では甘口と辛口を売っており、我々は甘口を購入。アルコール分も2度と低いので、冷やすとがんがん飲めます。

グリューヴァイン（Glühwein）は、ドイツ・ニュルンベルクにあるSternthaler という会社のもの（説明はこちら。英語版もありました）。

ちょっと驚いたのは、白のグリューヴァインがあったことです。グリューヴァインといえば赤だと思っていたので。



グリューヴァインといえばやはり、ドイツのクリスマス市を思い出します。小雪降る中、温かいグリューヴァインを飲みながら店を見て回る。（チューリヒのクリスマス市は屋内でしたが。）

月のはじめに寒い日があったので、思わずグリューヴァインを買ってしまいましたが、その後再び気温上昇。まずはシードルを楽しむことになりそうです。

どこかで見たと思ったら

メジャーリーグの優勝決定戦「ワールドシリーズ」（って言うなら、日本シリーズの優勝チームとも試合させてほしい）、今年はニューヨーク・ヤンキースvsフィラデルフィア・フィリーズですが、ヤンキース3勝1敗となっての第5戦をテレビで見ていて、ふと．．．。

どこかで見たユニフォームじゃないか。

フィリーズのユニフォームは、紛れもなく我が（？）広島東洋カープのそれと酷似しています。


間違いない。

カープのマネをするとは。いや、カープがマネをするとは。カープと言えば、あのCのマークはシンシナティ・レッズから拝借しているわけですが、今度はフィリーズのマネでしたか。

試合を見ていてもっと驚いたのは、内野スタンドでお客と戯れていたマスコット。



あの、マツダスタジアムで踊っているスラィリーではありませんか！　似過ぎている。



本家（？）の方は、「フィリー・ファナティック」という名前だそうな。スライリーと似ているのは、どちらもハリソンエリクソン社というところで制作されたからだというのですが、会社が同じだから似ているというのもなんだかヘン（その会社は似たキャラクターしか作らないのでしょうか？）。

フィリー・ファナティックは、全米スポーツマスコットの人気ランキングNo.1だとか。たぶん、「セサミストリート」のキャラクター（も同じ会社）と似てるからだと思われます。

ユニフォームやマスコットのマネもいいけど、優勝決定戦に出るのもマネてほしいものです。