チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

ウクライナ侵攻に関する国際新約聖書学会(SNTS)の声明

2022年04月08日 10時16分36秒 | キリスト教
私も会員になっている、国際新約聖書学会(Studiorum Novi Testamenti Societas = SNTS)が先月、ウクライナ侵攻に関するオープンレター(声明)を発表しました。学会の理事会メンバー、そしてこれに賛同する多くの会員が名を連ねています(私も入れてもらいました)。

声明は英語で出されていますので、以下にざっと翻訳をしてみました(改良の余地はありますが、取り急ぎ)。

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Studiorum Novi Testamenti Societas (SNTS) は、「新約聖書の研究を国際的に促進する」ことを目的とした学術団体です。SNTSは、1939年9月にナチス・ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発するちょうど1年前の1938年9月に最初の会合を開きました。SNTSは、イギリス、オランダ、フランス、ドイツの新約聖書研究者たちが、共通の課題に取り組み、友情を育んだおかげで、ヨーロッパのみならず世界中に壊滅的な打撃を与えた大戦を乗り切ることができました。西ヨーロッパから始まったSNTSは、ここ数十年の間に、世界中に広がる国際的な学会となるべく活動を続けています。現在では、7大陸のうち6大陸に会員がいます。特に1991年のソビエト連邦崩壊後、東欧連絡委員会が発足し、東西ヨーロッパをはじめ、世界各地で新約聖書を研究する人々が共同研究、会議、対話するための条件を整えるなど、SNTSの意図的なグローバル化が進んでいます。

このような歴史と、私たちの学術的なコミットメントや友情は、私たちが、自分たちの研究している新約聖書の文書に明示されている隣人愛と平和への呼びかけに留意する学会として、ウクライナへの侵攻と日々加速している軍事作戦に対して声を上げることを必要不可欠にしています。私たちは、ウクライナの人々との連帯を表明し、この非人道的な侵略と戦争というとんでもない行為を明確に非難するものです。

私たちは、ロシアの科学者と科学ジャーナリストによる侵略を非難する勇敢で道徳的に率直な書簡(現在、https://web.archive.org/web/20220305015357/https://trv-science.ru/en/2022/02/we-are-against-war-en/ で閲覧可能)を心から支持し、侵略の停止とウクライナの人々に対して行われている無法な敵対行為の終結を求める世界中の学者仲間たちと共に立ち上がるものです。私たちは、平和と正義への道とウクライナの民主的自由が将来にわたって確保されることを、心から切に希望しています。
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SNTSがこのような声明を出すのは、学会史上はじめてのことだそうです。

安佐南区のカフェ・モンシュシュ

2022年04月02日 17時19分50秒 | Weblog
安佐南区にある「苺ファームべりふる」で久々にいちご狩りをした帰り道。往路で見かけた「カフェ・モンシュシュ」でお昼ご飯をすることに。急に思いついて立ち寄ったのですが、予約して来る人も結構いるようでした。

遠目に見ると、洒落たカフェというより古民家という感じです。


でも近くまで行くと、確かにカフェ。こんな山の中で、という印象ですが、なんでも、釣り堀をしていた古い民家を改装したとか。ちょっと、関学の千刈キャンプ場(今の綺麗な建物じゃなくて、僕らが中学生だった頃の雰囲気)に似てる気がしました。



入口にはメニューが貼り出されています。


注文したのは今日のランチ。トンカツにポテト、サラダ。ミネストローネと鮭ご飯つき。大変美味しくいただきました。