チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

コックボー

2010年11月30日 17時55分32秒 | Weblog
その面白さにここ数日ハマっているのが、
たまこちゃんとコックボー
上の画像がコックボー。リンク先のページから拝借しています)

広島ホームテレビの天気予報の時間に流れる1分少しのアニメですが、これをバックに天気予報を流されても、ついついアニメに集中してしまうので、気づいたら天気予報は見逃した、ということに毎回なってしまいます。

フライパンを頭に投げられてしまったり、お鍋の中に放り込まれたり、たまこちゃんから相当な被害を受けるコックボー。そこが何とも哀愁を誘います。コックボーと「合体!」したときのたまこちゃんの目がちょっとコワい。

広島ローカルのようですが、全国展開も近いかも。YouTubeでも見られます。左上に天気予報が出ていることに気づかないほど見入ってしまうでしょう? 最近の鼻歌はもっぱらこれです。

ちなみに、
天気予報は月・水・金曜日の19:54、土曜日22:54、日曜日17:55です。
スポットは火・金曜日の19時台、土・日曜日は朝アニメの時間帯、そして月~金曜日の26時以降にやっているそうです。


【宣伝】蛭沼寿雄『新約本文のパピルス』第III巻

2010年11月04日 21時44分42秒 | Weblog
蛭沼寿雄 著
『新約本文のパピルス』第III巻
新教出版社、2010年11月刊行

故蛭沼寿雄先生のライフワーク、『新約本文のパピルス』がついに完結、このたび第III巻が新教出版社より刊行されました。

『新約本文のパピルス』は、新約聖書のパピルス写本を1番から順に、可能な限りパピルスの写真版も加えつつ、その本文を転記し、1語1語について他の写本と比較し、本文の異同を検討していくという壮大な企画です。単に写本を紹介し、本文を転記しただけの本は他にも存在しますが、一つ一つのパピルスとそこに書かれた本文をこれほど丁寧に分析しているものは他に(知る限り)例がありません。

第I巻(パピルス1~45)と第II巻(パピルス46)は大阪キリスト教書店から蛭沼先生の生前に刊行されました。しかし先生は、2001年2月に逝去され、第III巻の原稿は未完成のまま残されたのです。その遺稿を預かったのは私だったのですが、怠慢を含む諸般の事情から、そのままにしてしまっていました。その原稿が、先生の没後9年9ヶ月を経て、こうして出版されるに至ったのは、ひとえに『新約本文のパピルス』(III)刊行委員会を一緒に立ち上げて下さった関西学院の方々、そして出版費用のために募金して下さった皆さんのおかげです。

なお、刊行までの詳しい経緯については、関西学院学院史編纂室のウェブサイトに載せていただいた拙稿をご覧いただければと思います(リンク先の左欄「No.30、パピルス(PDF)」をクリックして下さい)。

定価は15,000円(+消費税)。高価ではありますが、新約本文に関心のある方にはぜひご覧いただきたい1冊です。個人での購入はためらわれるという方も、お近くの図書館に購入希望を出していただければ助かります(ちなみに、第I巻も15,000円+税、第II巻は25,000円+税。第III巻のみ都合により新教出版社から刊行していただきました)。

刊行委員会の一員として編集責任を負った自分にとって、こうして蛭沼先生の偉大な業績を広く知っていただけるようになったことは大きな喜びです。研究室に飾ってある蛭沼先生の遺影にこの本を捧げて、完成を報告したいと思います。