チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

高野には行ったかの~?

2013年09月28日 19時38分37秒 | Weblog
酷暑だった夏のせいか、このところ野菜の値段が高騰中。平和大通りで毎週日曜開催の広島朝市でも、なかなか思うように手に入りません。

ならば産地の近くまで買い出しに行くか、ということで出かけたのが、広島県最北端の町、島根県との県境にある高野町。庄原市の北側で、広島市内から車で2時間弱のところです。


道の駅たかののHPより拝借)

山陽道広島ICから中国道へ上がり、そこから東へ1時間弱走ると、三次に着きますが、その先にある三次東JCTで松江道に入ります。松江道は目下無料。20分ほどで高野IC。インターチェンジを降りるとすぐ右手に見えてくるのが


「道の駅 たかの」です。



テレビのローカル番組で紹介されたこともあってでしょう、土曜の朝11時前でしたが、すでに駐車場にはかなりの車が入っていました。臨時に設けられたらしい第2駐車場に我々は車を駐め、早速建物の中へ。

建物の中心になっているのは、「わいわい高原市場」。地元産の新鮮な野菜や、地産地消を地で行く手作り総菜が(建物の中で作られています)並んでいました。9時開店。


(中の様子です)
   

お店で売っている総菜や弁当、おにぎりやおこわなどを、このようにテラスで食べることもできます。


我々は、当初の目的を達するため、野菜や卵、リンゴや梨を大量に買いましたが、どれも新鮮で値段も、広島市内で買うよりずっと安い。リンゴや梨など、小粒だったり形がいびつだったりで、通常ルートには乗らないのだろうと思われるものもたくさんありましたが、自宅で消費するのですから、これで何ら支障ありません。調子に乗って色々買ったら、自宅の冷蔵庫野菜室に入りきらないほどでした。

この日は、1500円以上のレシート提示で参加できる抽選会も開催していました。そこでチャレンジしたところ、なんと2等が当たり、地元のお店が提供するギフト直送をいただくことに。ジャムの詰め合わせが後日我が家に送られることになりました。

「わいわい高原市場」の横にあるのは「たかのキッチン」。高野産のそばの実を使ったそばや、高野米のおにぎりなどを提供しています。ここのジェラート(ミルク味、抹茶味といった定番の他、季節限定のいちご味なども)を昼食後に試したところ、実に美味でした。



今回我々がお昼ご飯をいただいたのは、カフェレストラン「そらら」。こちらは11時開店。



手書きの立て看板は、ちょっと垢抜けない感じですが、

お店の中は洒落た雰囲気です。


いただいたお昼のメニューは、
幻霜ポークのカツレツ 高野だいこんおろしポン酢。三次産の幻霜ポークをカツレツにし、高野の夏だいこんをおろして乗せてあります。トンカツのイメージとはほど遠い、実にさっぱりとした味でした。


鶏と高野夏野菜 生姜醤油焼。素揚げしてある夏野菜と鶏肉を生姜醤油で焼いてあります。黒胡椒の味が効いていておいしいのですが、ちょっと味が濃いかなという感じもしました。ビールが飲みたくなる料理です(飲んでませんが)。


写真で見ると、どちらもあまり大差ない感じになってしまいましたが、いずれも付け合わせがたっぷりで、野菜をたくさん食べることができる、実に健康的なお昼ご飯でした。

野菜の買い出しも達成し、お腹も膨れた我々は、道の駅を後にして再び松江道へ。しかしこのまま帰ってしまってはもったいないので、帰路に高速道路を三次で降り、かの有名な「三次ワイナリー」へと向かったのです。(続く)





日本基督教学会第61回学術大会

2013年09月11日 21時03分46秒 | Weblog
9月10日(火)・11日(水)の両日、日本基督教学会第61回学術大会が西南学院大学で開催されました。

主題は「東アジア世界を生きるキリスト教―東アジア共同体の形成を目指して―」。2日目午後に開かれたシンポジウム「東アジアの平和形成に対するキリスト教の貢献」がとくに印象深いプログラムでした。旧友の薛恩峰氏(桜美林大学)による中国キリスト教会の紹介は非常に興味をひかれましたし、こちらも古くからお付き合いをいただいている芦名定道氏(京都大学)および木村公一氏(福岡国際キリスト教会)による発題も、刺激的な内容でした。詳しくは、学会誌『日本の神学』の次号に掲載される予定です。


そして、学会参加の一番の目当ても



最後の最後で果たして参りました。



福岡に来たら、これはやはり外せないでしょう。帰りの新幹線に乗る前に達成。

オクトーバーフェスト@広島2013

2013年09月08日 21時17分20秒 | Weblog
ビールが高すぎるとか、9月にやるくせにOktoberfest(10月祭)とは何だとか、いろいろ文句は言っていましたが、結局のところ出かけてきました。曇っているので気温も高すぎず、昼間なのでビールを飲み過ぎる心配もないだろうと勝手な理屈をつけて。

原爆ドーム前で路面電車を降り、会場(旧市民球場跡地)へ入っていくと

 

昼間っからビールを飲んで楽しそうにしている人々が……。会場を後部左手から時計回りに歩いて行くと、


まず見えてくるのが Japan Craft Beer House。広島県唯一の地ビールメーカーだそうです。一番最初に目につく場所を与えられているのは地元ゆえの特権か。


その右隣は Arcoräu(アルコブロイ)。ニーダーバイエルンの会社です。


さらにその右隣は、Warsteiner(ヴァルシュタイナー)とLöwenbräu(レーベンブロイ)。どちらも日本では割と知られた大きなビール会社です。


ヴァルシュタイナーが出していたメニューの看板。


正面のステージを挟んで右側に移動すると、前方から順に、まずは Erdinger(エルディンガー)。


Zoller-Hof(ツォラーホーフ。でも日本ではゾラホフと英語風に表記されています)。南ドイツの Sigmaringen というところにあるビール会社。日本ではあまり知られていないかも。


Radeberger(ラーデベルガー)。ザクセン州のラーデベルクにある会社。ドイツで初めてピルスナーを作ったという話です。


ミュンヘンといえばホーフブロイの名前を思い出すのは自分だけでしょうか。


右側一番後部は Weihenstephan。11世紀初頭に Weihenstephan修道院の中に作られた醸造所が1803年に州のものになったそうです。で、現存する世界最古の醸造所と名乗っているとか。

で、あまりたくさん飲むわけにも(昼間だし、500mlのビールが1300円もするし)いかないので、珍しいところで、ラーデベルガーの「お試しセット」(2000円)をまずは試飲。ピルスナー、ヴァイツェン、ドゥンケル、あともう一つは何だったっけ?のセットです。
  ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)とザウアークラウト(酢漬けキャベツ、っていうのか?)を食べながら飲み始めました。

テントの下にはたくさんのお客。
 

ステージでは、ドイツ民族音楽の演奏も始まりました。
  

それを見ながら、ビールのお代わり。今度は、アルコブロイのヴァイスビア。苦みが少なく、口当たりがいいので、ついついごくごくと飲んでしまいました。


この調子でいくと、何杯も飲んでしまいそうなので、このあたりで早々に退散することに。しかしこの時点でかなり酔いは回っていました。昼間からいい気分で、紙屋町~八丁堀をふらふらとお散歩することに。

ビールがもっと安かったら、また行ってもいいなと思う催しでした。普通に飲み食いしたら、軽く1万円はいくでしょう。9月6日(金)~16日(月・祝)、21時までやっています。