チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

天神で一服 (3) (終)

2019年12月31日 17時59分43秒 | Weblog

福岡で一泊した我々は翌日再び天神へ。

買物などを済ませた後、早めのお昼ご飯を食べて帰路につこうと考えていました。最後はやはりラーメンかな〜ということで、ネットで検索した店へ向かうと、11時半にもかかわらず長蛇の列。

恐れをなした我々は、行き当たりばったりにお店を探すことにしました。そこで見つけたのがこの店、「勝牛」。



牛カツとは、ちと珍しい。見れば福岡ではなく京都のお店なのですが、これも何かの縁ということで、意を決して地下へと降りていくことにしました。

トンカツはちょくちょく食べますが、牛カツはあまり食したことがないので、興味津々です。店の扉を開けると、幸いテーブルに空きがあり、すぐに座れました。周りを見れば、観光客らしき面々の他、地元の人も食べに来ている様子。

メニューを見ると、牛カツもいろいろ種類があるのですが、一番目をひいたのが、牛タンカツ。11月に仙台で牛タンを食べた記憶がよみがえります。ちょいとお値段は張りますが、せっかく来たのでこれに決定。



牛タンを、お店特製のネギ味噌につけていただきます。実に美味しい。わさび醤油やソースでもいいのですが、やはりこのネギ味噌が一番でした。

食事を終えてみると、店入口にはもはや行列が。我々は、いいタイミングで入ったようです。

この京都勝牛、東は岩手・宮城・千葉・神奈川・東京、さらに愛知・大阪・兵庫・奈良・香川にもお店を出しているそうです。わが広島も、駅前にお店があるとのこと。まぁ、福岡らしい食事とは言えませんが、ラーメンは次回のお楽しみにとっておくということで。

天神で一服 (2)

2019年12月30日 15時57分50秒 | Weblog
めんたいボウルと茶漬け膳を堪能した後は、天神をぶらつきました。大丸は神戸を思い出して懐かしいので、ついつい入って中を歩き回ってしまいます。

それにしても博多・天神エリアの都会ぶりには、広島のような地方小都市から来ると圧倒されます。街が広い、人が多い、交通網がすごい。

歩き疲れた我々は、ちょっとお茶休憩へ。入ったのは、オーバカナル博多。最初はカナル(運河)と関係あるのかと思いましたが、それでは「オーバ」が意味不明。Aux bacchanales なので、「オ・バカナル」。バッコス祭(bacchanale)から取られた店名のようです。bacchanale は乱痴気騒ぎや無礼講も意味しますから、「バカなる」でも外れてはいないわけですが。

注文したのは、chocolat chaud と vin chaud。chocolat chaud(ホットチョコレート)の方は、むかしチューリヒのパラーデ広場(Paradeplatz)にあるシュプリュングリのカフェで飲んだものがとても美味しかったので、それを思い出しての注文でしたが、やはり期待通りとまでは行かなかったようです。vin chaud(= mulled wine。温かいワイン) も、ドイツのグリューヴァインのような味かと思いきや、本当にワインを温めただけのような感じでした。砂糖とシナモンスティックがついていましたが、砂糖入れてまで飲む気にもなれず。フランスで飲んだ vin chaud はグリューヴァインと同じような、香辛料やシロップの効いた味だったように思うのですが。



これが vin chaud。

でもお店は、フランスっぽくていい感じです。我々が座った席からは、ロクシタン(L'OCCITANE)が見えるので、余計にフランスを感じました(フランス語が見えるというだけですが)。温かくなったらテラスにテーブルが出るのでしょうか。

天神で一服 (1)

2019年12月29日 23時10分39秒 | Weblog
年末の旅行は今年も九州へ。

福岡は天神に降り立った我々は、まず腹ごしらえということで、ラーメンでも食べようとしていたのです。が、その道中で珍しい光景に出会うことに。

お店は福太郎。確かに明太子のお店なのですが、その一角で、若い人たちが(よく見るとそれ以外もいましたが)せっせと丼飯らしきものをかきこんでいる。見れば、丼の上には明太子が。明太子ご飯ではありませんか。

店の入口を見ると、こんな看板がありました。



めんたいボウルと博多茶漬け膳。なんと魅力的な響きではありませんか。我々は、ラーメンを諦めてこの店に入ることに即決定。

店に入ると、ウェイティングリストが置かれています。今なら3組待ちでOKとのことなので、早速名前を記入し、しばし待つことにしました。

10分以上は待ったでしょうか。名前が呼ばれ、席へと案内された我々は、その「めんたいボウル」と「博多茶漬け膳」を一つずつ注文。



めんたいボウルは、このようなお膳が運ばれてきます。中央の明太子2種類をご飯にたっぷりと載せていただきます。生卵を加えて、卵かけめんたいご飯にしても美味。



博多茶漬け膳はこちら。



お茶漬けの出汁は和風だし。鯛茶漬けに明太子を加えたら、さらさらっと食べられます。めんたいボウルも茶漬け膳も、ご飯1杯お代わり無料(今回は遠慮しましたが)。

あまりにお美味しかったので、すっかり味にとりつかれ、店内で明太子もたくさん買いました。

ごちそうさまでした。