チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

オイラーズを応援

2015年11月09日 12時34分26秒 | Weblog
友人からチケットをもらい、バレーボールVリーグを観戦に。ただし、全日本の選手があちらこちらのチームにいるプレミアリーグではなく、その一つ下のチャレンジリーグI女子です。ここには、地元広島の「大野石油広島オイラーズ」が参戦しています。

久々のバレーボール生観戦。会場は自宅近くにある猫田記念体育館、あの「世界一のセッター」、天井サーブを編み出したことでも知られる猫田勝敏の偉業を記念して建てられた体育館です(男子プレミアリーグの「JTサンダース」の本拠地でもあります)。
 

チャレンジリーグIは、いわゆる2部リーグですが、有名選手の顔もあります。第1試合に出ていた「PFUブルーキャッツ」には、全日本で活躍していた江畑幸子選手が新加入しています(会場に来て初めて知ったわけですが)。テレビでしか見たことのない姿を、会場で見かけてびっくり。江畑選手を応援する垂れ幕もありました。


応援するのは地元オイラーズ。応援団にはしゃもじ2本が配られ(後で返す)、これを打ち鳴らして声援を送ります。


試合前には、サイン入りの小さなボールが観客席に投げこまれます。そのうち一つがなぜか我々の目の前に。しきりにほしがっていた小学生選手たちには申し訳なかったけど、頂戴してきました。(サッカーと同じように、バレーボールでも選手が子供と手を繋いで入場することになっているのだと、はじめて知りました。)


大野石油広島オイラーズ、土曜の開幕戦は「JAぎふリオレーナ」にストレート負け。しかし日曜の第2戦は、「柏エンゼルクロス」に3-1で勝ちました。

感心したのは、オイラーズの選手やスタッフはみな、日頃はガソリンスタンドで夕方まで勤務し、それから練習に励んでいるということです。勤務しているサービスステーションの一覧表が会場1階に掲示されていました。


日曜の対戦相手だった柏エンゼルクロスの選手も、病院勤務で介護職に携わるその傍ら練習を積み重ねているそうで(医療法人社団天宣会)、仕事をしながら練習、そして週末には遠征、という日々がシーズン中は続くようです。

プレミアリーグや全日本で見るような、自分よりも身長の高い選手はほとんどいませんし、プレーもやはりプレミアリーグの水準にはなかなか及びませんが、小さな体育館の中で一生懸命頑張っている様子がよく伝わってきて、親しみが持てます。ひいきのチームが一つ増えました。「オイラーズ」という名称も、プロフットボールを思い出させてくれます(NFLの「オイラーズ」は名称変更してしまいましたが)。地元で試合がある時は、また応援にいくつもりです。