山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

混乱のなかで、“偽国”までの呆れた「聖火の護送」

2008-04-26 12:39:38 | Weblog
北京五輪の聖火が長野に到着し、聖火リレー応援の中国人留学生と、リレーに絡めてチベットに対する人権弾圧に市民が抗議する喧騒のなか、まるで「聖火の護送」の如く開始された。「平和の祭典」のイメージとはかけ離れた物々しさに、長野市民らは戸惑い、いくつかの妨害行動も見えたが、五星紅旗・チベット旗のいずれを持ってのパフォーマンスにしても、(どちらサイドなのか)人物を精査したうえで慎重な判断が必要だ。フランスでの聖火トーチを取上げようとした妨害は、中国側人物によるチベット抗議側批判に陽動するための“ヤラセだった”との真情報がネットで流されている。いかにも「偽国」の謀略を地でいっている感がする。オーストラリアの首都キャンベラでの聖火リレーには、1万人以上の中国系住民や留学生が集まり、中国当局(中国大使館が関与)による組織的動員だったことが明らかにされている。当局の指示で集結、提供された中国国旗などを手に、チベット系のグループや人権団体に激しく抗議するなど、圧倒的多数による「北京五輪支持」デモを展開、いわゆる広汎な意味で工作要員の動員とも考えられる。「聖火リレーの混乱のおかげでチベットの窮状が分かってきた」と、国民は聖火リレーに絡めた抗議活動に理解を示してきたが、ここに至っても、世界各国と比べて、政治家の発言と日本メディアの報道は腰が引けたままだ。国内の赤化人権派は、何処へ潜伏したのか、音無しでは自ら“エセ人権派”を明らかにしたことになろう。真の人権派を名乗るなら「チベット人権窮状の会」でも結成して粛々とした行動を求めたい。
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