海軍カレー

　正月も三日ともなると、そろそろおせち以外のモノも食いたくなる。昔、「おせちもいいけどカレーもね」というＣＭがあった。うん、そうだ。カレーだ。小生はカレーのレシピをいくつか持っているけど、今回は、少し毛色の違うカレーにしよう。日本のカレーの原点というべきカレー、海軍カレーだ。
　阪急、王子公園駅近くに千疋屋という洋食屋がある。たいへんにおいしい。ここの先代は船のコックだったとか。船のコックは腕がいい人が多い。船のメシはうまいのだ。その船のメシの代表的な料理がカレーではないだろうか。
　旧帝国海軍が発祥で、そのカレーの伝統は海上自衛隊に受け継がれている。小生は漁船には乗ったことはあるが、軍艦や護衛艦には乗ったことはない。海軍カレーなるものは食ったことはない。いろいろ調べて自分で作ってみた。
　まず、牛肉、にんじん、じゃがいも、玉ねぎを切る。これを炒める。フライパンを空けて、次にバターで小麦粉を炒める。きつね色になるまで炒めよう。カレー粉を加えてさらに炒める。これにコンソメスープをそそぐ。ここに炒めておいた肉と野菜を戻す。しばし、煮る。ここでタネしかけちょっとあるね。塩こしょうで味を調えたらカレーは完成。メシにかけて食う。うまい。カレーというと玉ねぎを長時間かけて飴色になるまで炒めて、一晩ねかせたらうまいといわれるが、この海軍カレーなら、短時間でできて、すぐ食ってもうまい。