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11月13日(火) 東大阪の面接おばば

 リストラされて今の勤務先に落ち着くまで再就職活動を熱心にやった。数多の会社で面接を受け、何人もの面接担当者に出会った。求職者の応対に当たるのはたいてい会社の総務か人事、小さな会社の場合社長が出てくることもある。たくさんの人に面接してもらったが、最高齢者は80ぐらいのばあさん。
 東大阪の金属加工の会社に面接に行った時のこと。応接で待っているとおっさんがバタバタと駆け込んで来た。どうもこの人が社長らしい。
「あ、すんまへんな。ワシ急用で出かけなあかんねん。おかん、この人の相手たのむわ」
 で、くだんの老婆が出てきた。社長の母親らしい。
「はいはい。遠いところをようおこし。書類出しとくんなはれ」
「わしは年寄りでようわかりまへんねん。この書類、息子に渡しときますわ。ほな、ご苦労はんでした」
 家から2時間の時間と1500円の交通費を使って、応接で1時間待たされ、面接時間は15秒。面接担当者の最高齢記録と同時に面接に要した時間の最短記録でもある。
 結果は不採用。安達が原の山姥ならぬ東大阪の金属加工会社のおばばの巻き。おそまつ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
よかったですね (ジョニー)
2007-11-15 16:47:57
こんな会社に入らなくて。

自分の会社の戦力になるかもしれない人材に
対してこのような仕打ちをする社長や会社では
就職しても先が見えますね。
 
 
 
ジョニーさん (雫石鉄也)
2007-11-15 20:24:41
 ありがとうございます。
この会社、今、考えると本気で人を欲しているようには思えませんでした。
 なんのために募集をかけてたのでしょうか。民間の人材紹介会社に依頼すれば企業は有料ですが、ハローワークを通じての募集は無料です。
 とりあえずハローワークに声をかけている企業もあるみたいです。
 
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