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SFマガジン2016年10月号


SFマガジン2016年10月号 №717  早川書房

雫石鉄也ひとり人気カウンター

1位 宝はこの地図   草上仁
2位 七千六日の少女 怨讐星域 特別編 梶尾真治   
3位 ウルフェント・バンデローズの指南鼻(後篇) ダン・シモンズ 酒井昭伸訳
4位 魔法使いの家   メガン・マキャロン 鈴木潤訳
5位 ワイルド家の人たち ジュリア・エリオット 小川隆訳
6位 弓弦をはずして   ユーン・ハ・リー 小川隆訳
7位 OPEN      チャールズ・ユウ 円城塔訳

連載
小角の城(第40回) 夢枕獏
椎名誠のニュートラル・コーナー(第53回)
時間流刑者は暇な午後に三葉虫を釣りにいく 椎名誠
マルドゥック・アノニマス(第11回)   冲方丁
幻視百景(第4回)            酉島伝法
SFのある文学誌(第48回)       長山靖生
にゅうもん!西田藍の海外SF再入門(第12回) 西田藍
アニメもんのSF散歩(第12回) 藤津亮太
現代日本演劇のSF的諸相(第21回) 山崎健太

海外SFドラマ特集          監修 堺三保
「スタートレック」50周年記念特集  監修 丸屋九兵衛
ケリー・リンク以降―不思議を描く作家たち 監修 小川隆

 小生、海外SFドラマに興味なし。「スタートレック」も昔の(レオナード・ニモイが出ててたヤツ)モノはリアルタイムで観てたが、今のモノに興味なし。よって、この二つの特集はパス。
 しかし、このSFマガジンはSF専門誌だろ。だったら専門誌ならではの責務があるはずだろう。しかも日本で唯一のSF専門誌だ。そのことの自覚がないこと、はなはだしい。
 この1年の特集を見てみよう。まず、今号はご覧のとおりの「海外SFドラマ」特集。
 2016年8月号。ハヤカワSFシリーズ総解説。
      6月号。やくしまるえつこのSF世界
      4月号 デビッド・ボウイ追悼
      2月号 スターウォーズ
 2015年12月号 SFアニメ
      10月号 伊藤計劃
 毎年やっていたヒューゴー賞ネビュラ賞特集はない。非英語圏SF特集もない。まったく、これではとてもSF専門誌といっていいのだろうか。なんどもいってるがSFとはまず文芸だ。SF専門誌というからには文芸としてのSFに焦点をあてた編集をすべきではないのか。
 とはいえ今月号は少し反省の色が見える。第3特集として「ケリー・リンク以降―不思議を描く作家たち」を企画した。これは評価できる。分類不可能な、不思議としかいいようがない作家を4人紹介していた。雫石鉄也ひとり人気カウンター4位、5位、6位、7位の作品がそれ。小生は低い評価をつけたが、このジャンル可能性はある。ただ、4人だけの紹介ではよく判らん。どうせやるのなら、第1特集としてもっと多くの作家作品を紹介すべし。
 ケリー・リンク?不勉強ながら小生はこの作家知らなんだ。それに「以降」と呼ばれる作家ならば、なんでケリー・リンクの作品を掲載しない。片手落ちである。       
  
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
« 春から縁起が... さようなら »
 
コメント
 
 
 
編集長を簀巻きにして淀川に沈めろ! (アブダビ)
2016-09-22 22:55:23
やくしまるえつこ、デヴィッド・ボウィ、スターウォーズ、SFアニメ……
何やってるのやら?
だったら半端な事をしないでスターログ➕サブカル雑誌にすりゃ良いでないすか。ハンチクな事をしやがって。だから機龍警察の新作もミステリマガジン連載なんすよ。
 
 
 
ニンジャスレイヤーのコメントの続き (アブダビ)
2016-09-23 01:16:00
管理人さん映画好きだから如何に思われます?
とにかく画面に映るアクターが脇役でも美男美女だけの映画(笑)
私、警備業で主任を拝命した(押し付けられた)時の現場が何故かボスと副官の私以外が、ほとんどの隊員が高身長のイケメン揃いでした。
病院に勤めた時に、婦長以下の看護婦と介護スタッフが何故か美女揃いの病棟に勤務した。
どちらも会社の看板現場でしたから、会社の思惑はあった気がする。
嫌味だけど、若いガードウーマンや若い看護師(男)の仕事への意気は上がりましたね。
その時に感じたのですが、美形の男女は、実は異性にモテル事が特だと思われている。
でも。それは彼等の役得の20%くらい!
実は容姿の美しい男女は、同じ力量でも同性異性から「リスペクトされやすい」事が。実は彼ら彼女らの利点なのだと知った。
実際上、美形の男女が過半数の現場にいて、恋愛の発生率は他の現場より少なかった!
モテルでなくリスペクトなのですよ!
実際、アメリカ軍がイケメン部隊を実験で作った事があり、イケメン部隊は戦闘での殊勲率が一般部隊より高かったデーダーが出ている!
私自身、実はイケメンや美人の多い現場にいた時の方が、他の現場より仕事がスムースに動いていた実感があるのですね。
これって「差別」なのですかね?
解らない!
 
 
 
公平性について (アブダビ)
2016-09-23 01:37:54
差別について語るのならば、生まれながらにして待った才能や美貌や知能の差についても考えるべきでは客観的に。
まぁ、才能になると劣等感がバネになる事もあるので、一概には言えませんけど。
私はリベラルを信じない理由の一つが才能なんです。眉目秀麗なのも親が金持ちなのも才能と思ってるのですね。
非道いはなしなのですが、インドの話。
インドは0を発見した国で、その数学的才能をもつ学者は自然科学から人文科学まで多い。
でも…数学的才能を駆使して世界に羽ばたつ学者は必ず「バラモン」や「クシャトリア」のカースト出身。
農民やその下の不可触からは出てこない。
それは就学条件の違いはある!
でも、血統に関わる部分も多いと思うのですね。
リベラル派の意見に私が嫌悪を持つのは、全ての人々を公平に扱おうとするでないですか。
でも、人は生まれながら、出発点から差がある。公平にはならないのです。
そもそも人の人生は全ての人が公平とは言えない理由に左右されている。
差別問題でも何でも良いけど、そこを出発点に考えないと、公平な世の中にはならないと思います。まぁ、こういう事を言うと、差別主義者にされてしまうのでしょうげど。、
 
 
 
では才能も美貌も家柄も持たぬならどうするか? (アブダビ)
2016-09-23 01:57:12
一言で言うならば「楽しく生きる」れば良いのではありませんか?
叶うならば家族を作り子孫を作る。
その子孫から、どんな天才が産まれるかも知れないでないですか?
楽しく生きる事には優劣なんて有りませんから。私は腹を割って話せる友人や同僚が居ることで随分に救われました。
会ったこともないけど、管理人さんのお薦めで
機龍警察やシンゴシラに出会い、ささやかでも幸せな一時を過ごしましたよ(合掌!)
結局、死ぬときに後悔しないならば、才知があろうが無かろうが、どうでも良いじゃん!
私の幼馴染に、学者の掛井に育ち、若くして国立大学の教鞭を取り、マスコミに顔を出していた人がいます。でも鬱病になってじさつしてしまった。
 
 
 
時には変な縁もある (アブダビ)
2016-09-23 03:53:18
今日の客に地元の大地主がいました。狷介な性格な方で、私に回されてきた。
これが元ハンター。
仕事は仕事で手を休めませんが、散弾と一発弾の扱いや、ライフルと照準の話。獲物の解体と血抜きの方法など、実に楽しい話が出来ました。お陰で倍の時間に延長をもらった。
互いに自然保護が叫ばれる時代には肩身が狭く、話す相手もいない。猟友会を去って10年ぶりかな、狩猟の細かい現場の話が出来たのは。
資産も社会階級も違う。そういう人間がふと出会った無関係な人間とポリシーに関する事まで
話が出きる。人の出会いは面白いものですね。
 
 
 
アブダビさん (雫石鉄也)
2016-09-23 09:52:36
私も、SFマガジンの塩沢編集長の編集方針は気に入りませんが、別に簀巻きにして淀川に沈めようとは思いません。私は、気に食わないモノはこの世から抹消しようとは思いません。そういうのもアリだと思います。さまざまな考え、さまざまな価値観、さまざまなモノの見方が混在するから、この世はおもしろいのです。
おっしゃるように、生まれながらも美人、金持ち、才人も一つの才能でしょう。また、生まれながらのブス、貧乏人、アホもいるでしょう。
で、差別はやはりいけないと思います。しかし、区別は必要です。差別と区別は別です。
男女差別はいけませんが、更衣室、風呂、トイレなどは別にしなくてはいけないでしょう。男女の区別は必要です。
 
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