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5月9日(水) タイムの芽

 
 
 1ヶ月ほど前、お酒を買ったら、ハーブの種がおまけについていた。ベランダのプランターに蒔いておいたらタイムの芽がでた。

 SFマガジン6月号読了。異色作家特集Ⅱ。ロシア、メキシコ、中国の作家が読めた。SFマガジンの非英語圏の作家特集は好企画。海外SFというと、どうしても英語圏の作家ということになる。こういう企画をやってくれると、なじみのない国の作家が読める。新鮮で良い。またやってください早川さん。
ミハイル・ヴェレル「パリに行きたい」、ヴァジム・シェフネル、「沈黙のすみれ」、夏笳「カルメン」が印象に残っている。
「パリに行きたい」要するに「スパイ大作戦」
「沈黙のすみれ」意表をつく書き出し。ミスマッチなキャラ。
「カルメン」なんか懐かしいようなほほえましいような。

「上方演芸ホール」を観る。
 桂歌之助 つぼ算
 桂九雀 リサイクルマン

 オーソドックスなつぼ算。新しい歌さんになったばかりで、こういう定番の噺をやるのは実力を示すのにはいいことだと思う。あとはこの定番の噺に3代目歌之助なりの演出、工夫、くすぐりをどう入れていくか。
 九雀さんがやっている、こういう古典をいったん分解して新たに組みなおす試みは大変に結構なことだと思う。もっとやってほしい。
 恥ずかしながら小生も同じようなことをした。カテゴリー「雫石鉄也作品館」に掲載している。どうかご笑覧あれ。
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