雫石鉄也の
とつぜんブログ
1月30日(金) かみそりの刃ぐらい統一したら
小生、髭剃りは安全かみそりを使っている。替刃がなくなったから、近くのドラッグストアに買いに行った。売り場に行くと、2枚刃や3枚刃やら色々ある。小生が使っているのは2枚刃だ。2枚刃だったら、どれでもいっしょだろうと思って、手に触れた適当なのを買った。
家に帰ってホルダーに装着しようとすると合わない。もう一度ドラッグストアの売り場に行って、よく観察すると、ただたんに安全かみそりといっても、実にたくさんの種類がある。その売り場だけでも、メーカーはジレット、フェザー、シックの3社。2枚刃があれば3枚刃もある。で、先に買った替刃と同じジレットのホルダーを買って帰った。合わせてみると今度は合った。
小生が以前から使っているホルダーもジレットで、アクタス・プラスというホルダー(写真右)。新たに買ったホルダーはセンサー・エクセル(写真左)ご覧のように替刃をくわえる機構の形状が違う。買った替刃はセンサー・エクセルの物だった。安全かみそりの替刃程度の物を買う時は、普通、ホルダーがどこのメーカーのどんなモノかなんて、あんまり気にしない。しかも、このホルダー、両方とも、同じジレット。古いホルダーはまだ使えるのに、替刃がないから使えない。お前が軽率な買い物をした、といわれればその通りだが、なんとかならないものか。
激烈な宇宙開発競争を展開していたアメリカと旧ソ連。冷戦中で競争はしていても、宇宙船のコネクターなどの接合部分の規格は同じ。だからアメリカとソ連の宇宙船は宇宙でのドッキングが可能。これは万が一宇宙で故障した時に、どちらの宇宙船ででも救援できるため。冷戦時代のソ連とアメリカの宇宙船でさえ規格が統一できたのに、ひげそりの替刃が統一できないはずがない。消費者はこのようなメーカーの勝手で苦労させられてきた。かってのパソコン、ビデオテープ。新世代のDVDはブルーレイに統一したが、これはメーカーの努力ではない。力関係でブルーレイになっただけ。
カセット式のガスコンロ用ボンベも規格がバラバラだった。本体とボンベが同じメーカーでないと使えなかった。小生は阪神大震災の被災者だが、都市ガスが復旧するまで、カセット式コンロを使っていた。救援物資でコンロをもらうのだが、ボンベがあわず使えないことがあった。この震災の時の教訓で、いまは、規格が統一され、どの本体にどのボンベでも使用可能。このように何かあると、やろうと思えばできるのだ。かみそりメーカー各社もできないはずがない。
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愚生も先日床屋さんでジレットのなんと五枚刃という新製品をオマケにもらいました。
そしたら、あとの替え刃の値段をみてビックリ!です。
かつての写真の世界のポラロイドを思い出します。安物のカメラをプレゼントしてフィルムでしっかり稼ごうという手法ですね。
PCの世界のインクジェットプリンタも同様ですが…
こまったちゃんですね(涙
自由競争、企業が生き残り合戦して、弱肉強食という、従来の考えではなく、これからは、共存共栄とうう考えも必要ではないでしょうか。
かみそり業界でも、競争よりも共存共栄を考えれば、替刃の統一もできるのではないでしょうか。
他人を倒して自分一人生き残るという、古い考えの企業こそ倒れるのではないでしょうか。
シェーバーの部品(替え刃やガードの網)も合うのがなかったり元の商品値段に比べて不釣合に高い事を交換の時に思う。回転は早いがサイクルは短い。
結局新しい製品を買うのが2回に1回、またか。
簡単に 買えば と言う訳に行かず腹立たしい。
品質への真剣な鍔迫り合いと共にもっと抜き身、中身、いや親身になった消費者への対応を!
だから、モノがうれなくなったのです。この世界的な不況は、消費者が企業につきつけた訣別宣言かもしれません。
このように、かみそりひとつ見ても、企業のわがまま勝手がわかりますもの。
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