goo

野いちご


監督 イングマール・ベルイマン
出演 ヴィクトル・シェストレム、ビビ・アンデショーン

 ロードムービーといっていいだろう。78歳の老人が車で旅をする。その間、さまざまな人と出会い、旅の途中でほろ苦い若いころのことを回想したりする。
 老医師イーサクは妻に先立たれ、息子は結婚している。長年のつきあいの家政婦が身の回りの世話をやいてくれる。
 イサークは長年の医学界への貢献が認められ名誉博士号を授与されることになった。家政婦の反対を押し切ってイーサクは車で出かける。息子の嫁マリアンが同行する。
 イーサクは、途中、若いころ住んでいた家、開業医をしていた村、施設に入っている老母を訪ね、イタリアへヒッチハイクしている若い男女、事故を起こした仲の悪い夫婦を同乗させる。
 何がいいたいか良く判らぬ映画ではあるが、老人の「心のロードムービー」といっていいだろう。途中、何度が夢を見るが、最初の夢のシーンが秀逸であった。針のない時計、顔が崩れる男、暴走する馬車。その馬車から落ちた棺桶。棺桶から出ている人の手。だれの手だろう。幻想的でホラーっぽいシーンだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 超小型簡単ミ... 岡本梅林へ梅... »