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私学の小学校

 いま話題の森友学園のおっさんが新設の小学校の認可申請を取り下げた。もし、このような問題が起こらず、そのままあの小学校が開校していたら、それなりの生徒が集まっていただろうか。私学の小学校である。私学であるから、その学校の教育方針は経営者の思想考え方が大きく反映される。その経営者の考えに賛同するから、自分の子供を、その私学の学校に入学させる親がいるのだろう。森友学園の小学校は開校されないことになったが、幼稚園はすでにあるわけで園児がいる。と、いうとあの籠池のおっさんの考え方に賛同する人もいるということ。日本は思想信条の自由は憲法で保障されているから、どのような考え方を持っても自由だし、それに賛同するのも自由だ。かような人の存在を否定しないし非難もしない。そういう人もいてもしかるべきだと思う。しかし、小生は自分の大切な子供をかような学校には絶対に入学させない。
 小生の朝は早い。6時台には電車に乗っている。その早朝の電車に子供が乗っている。おかあさんと思えるとりすました女性がBMWを駅の前に停める。子供が降りてくる。小学校3年生か4年生ぐらいだろう。私学の小学校の生徒であろう。ランドセルを背負って、私服ではなく制服を着ている。
 こんな子供が一人でポツンとおじさんやおばあさんに混じって早朝の電車に乗っている。私学だから、それと同類の子供ばかりの学校なんだろうな。人様の教育方針に異議はとなえないが、小生はこんなことはしない。
 近くに神戸市立の小学校がある。登校下校の子供たちが家の前を通る。何人かひとかたまりになって、もつれあいながら歩いている。公立の学校だからアホもいるし、カシコもいるだろう。そんな中でくんずほぐれつしながら成長していく。学校にはさまざまな子がいる。いつも親や兄弟から聞いている話とはまったく違うことをいう子もいる。そこで子供は学習する。ああ、世の中、いろんな考え、いろんな人がいるんだな。これが本当の勉強ではないだろうか。
 ま、人さまざまだから、私学の存在意義を否定はしないが、公立の学校は公立の学校でいいところも多いのだ。
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