goo

とつぜんコラム №153 本気で少子化対策に取り組め

 5日は子供の日だった。子供たちの健やかなる成長を願う日である。子供たちは健康で幸せな大人に成長してほしい。ところが、その子供の数の減少が止まらない。
子供の数は33年連続して減っている。2014年の統計では15歳以下の子供の全人口に占める割合は12.8%しかない。過去最低の数字だ。子供の数が減り、高齢者が増える。子供の数が少ないということは、将来、国の稼ぎ手たる壮年の数が減って増える望みもないということだ。日本の、国としての活力が低下するばかりで、このままでは、いずれ日本は衰退してしまうだろう。
少子化対策は国の最重要課題として政府が取り組みべき課題である。ところが歴代内閣を見てみるに、本気で少子化対策に力を入れているとは思われない。現少子化担当大臣の森雅子大臣までに何人かの大臣が少子化対策を担当した。男性の大臣もいるが、上川陽子、中山恭子、小渕優子、福島瑞穂、村田蓮舫、小宮山洋子と、やたらと女性が多く、目に付く。
内閣に女性も入れとくべきだな。なにしてもらう。少子化担当でもしてもらったらいいんじゃないの。と、いう感じだ。もちろんこれらの女性大臣の方々もみなさん有能で、真摯に担当の仕事に取り組んでこられただろう。しかし、現実問題として、まったく対策の成果がでていないことは、冒頭に上げた数字で明らかだ。彼女たち(彼も少しはいるが)は結果を出さなかった。
 さて、過ぎたことをいってもせんなきことだ。大切なのはこれからどうするかだ。
 少子化対策。これは根の深い奥の広い問題である。子供の数を増やす。そのためには男女が結婚しなくてはならない。結婚したら子供をつくらなければならない。子供をつくったら育てなければならない。子供が育ったら教育を受けさせなければならない。子供の教育が終われば就職させねばならない。
 若い男女が結婚しやすくする環境作り。安心して子供を出産できる。そのためには減少の一途をたどっている産科医師をいかに増やすか。安心して子育てできるためには、育児休暇制度の充実、働く若い母親が安心して子供を預かってもらうためにどうするか。そして教育問題、若い人の就職問題。
 本気で少子化対策をしようと思えば、これらの問題に同時進行で取り組まなければならない。ほんとうは時の内閣の一番のテーマとして取り組むべき課題だ。
 とはいいつつも大臣といえども人間だから、その能力は無限ではない。実現可能なものから手をつけていくべきだろう。まずは少子化対策の入り口から取り組むべきだろう。子供を増やす。その前提となるのは男女の出会い、そして結婚だ。若い男女が結婚しやすい環境をつくることが少子化対策の入り口だろう。
 タダでは結婚できない。男女とも低収入で結婚しても家庭を維持できなければ、だれも結婚しようとは思わないだろう。ところが非正規社員が増えて、収入が不安定でなおかつ年収300万円以下という労働者がかなりの割合をしめているのが現状だ。
 安倍内閣は確かに景気の回復を軌道に乗せつつある。この春のベースアップという点に関しては、ある程度の成果をだした。しかし、それは大企業の正社員という極めて限定された成果だった。若年層で多数をしめる非正規社員はまだまだ低い年収だ。少子化対策の第一歩として、若年層、なかんずく、非正規社員の年収増に取り組むべきである。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

阪神、昨日のお疲れか、ホームが遠かった

 昨日の4時間を超える総力戦の疲れが抜けてへんのか、阪神、投打とも元気があらへん。プロ初先発の中日濱田に完投完封初勝利を献上。なんとかマートンと俊介の二人が元気やったけど、ホームが遠かったな。
 岩崎、フォアボールをだしてランナーためてごつんと打たれる。きょうもおさえとったら、きっちり中日に苦手意識植え付けられとったのに残念やったな。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )