二番山「紫雲閣」が動いた
古式に則り「八重垣神社」拝殿前に寸分の狂い無く据え付けられる
芸題は「蝶千鳥曾我物語 中村閑居の場」
世間一般に「曾我物」とよばれ・・
曾我兄弟の仇討ちを題材にした歌舞伎演目の一つ
末の弟禅師坊が越後からやって来る
鳥目で夜になると目が見えない禅師坊
兄の十郎は五郎の勘当を解いて欲しいと嘆願するが
母満江は聞き入れない
母の満江に勘当されている五郎
勘当を解くため切腹の芝居をする兄弟
禅師坊が自害して親兄弟の最後の対面が叶う
兄の十郎は千鳥、弟の五郎は蝶・・ 仇討ちに臨む意気込みの証
華やかな絵面の見得でお開きです
オイサー! オイサー! 屋根上に陣取った青年の音頭で曳山は動き出す
やはり曳山には・・
昔ながらの狭い通りが似合う
この後も三回の客山舞台が待っている
2024年5月 岐阜県垂井町