今年の一番山「鳳凰山」 まずはお目出たい三番叟から
芸題は「恋女房染分手綱 重の井子別れの段」
颯爽と三吉君登場 三吉は歌舞伎の子役の中でも大役です
いやじゃ、いやじゃの「嫌じゃ姫」 東国へ行くのは嫌じゃ!! 茶目っ気が愛らしい丹波由留木家の息女「調姫」
馬子の三吉が道中双六という面白い遊びをしているとの知らせが入り、皆で双六遊び
姫の機嫌が直り出立の用意の隙に三吉は座敷で遊び放題
「赤じじい」こと家老の本田弥惣左衛門とのコミカルなやり取りは前半の見せ場
褒美に御前のお菓子を遣わす
重の井様とはお前かえ、そんならわしの母さんじゃ
飛び付いて懐に抱き入れたさ・・
ここからがこのお芝居の泣かせどころ
姫への忠義と母としての情愛との板挟みになり、心は千々に乱れます
さあ、人目につく前に
ここを立ち退くのじゃ さあ早く
姫君様のお立ち~
旅立ちの門出に馬子唄でも歌っておくれ
坂は照る照る 鈴鹿は曇る
間の土山雨が降る 降る雨より親子が涙 なかに時雨る雨宿り
垂井のチビッコ役者陣は芸達者揃いです
有難うございました~!!
2023年5月 岐阜県垂井町
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