「八重垣神社」神前に集結した三基の曳山
今年の一番山は西町「攀鱗閣」
まずはお目出たい寿式三番叟の奉芸
芸題は「伽羅先代萩 御殿の場」
江戸時代に仙台伊達家で起こった伊達騒動を題材とした作品
各地の地歌舞伎、曳山舞台上で度々上演されている
毒饅頭の発覚を恐れ八汐は千松をなぶり殺し これでもか~ これでもか~
一見穏やかな表情の八汐
正体は残忍冷酷な悪者 変顔がいいね!
政岡は表情を変えずに鶴千代を守護し
その様子を見た栄御前は取り替え子であると思い込み、政岡に逆臣一味の連判の巻物を預ける
栄御前を見送った後、母親に返った政岡
不気味なり栄御前
毒見の役を果たした千松を褒めつつ、不憫を嘆いてその遺骸を抱きしめる政岡
でかしゃった! でかしゃった!
襲いかかって来た八汐を斬り、千松の仇を討って物語は幕となります
ありがとうございました~
神前奉芸を終え「攀鱗閣」は動き出した
中山道垂井宿通りを目指す
2024年5月 岐阜県垂井町
鳥辺山心中のお染らしいですね
気づきませんでした・・・
白粉が苦手のようで それで出番が遅れたそうです
白粉が苦手にもかかわらず 再び登場するだけあって
とても巧くて グッときてしまいました
このガッツを見るだけでも 行った甲斐があったというものです
鳥辺山心中と言えば「京の鶯を買いたいのよ~」
伽羅先代萩なら「でかしゃった でかしゃった」
古典芸能にはなかなか理解しがたいストーリーが登場しますが、修練を重ねた子供役者の表現力には脱帽してしまいます。
夜の舞台も見たかったのですが、日没を待たずに撤収してしまいました。