旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

おわら風の盆2015 其の五

2015-09-12 21:30:21 | おわら風の盆

 眼鏡橋から久婦須橋へゆっくり歩くと、

 

 左手に天満宮がある。

 

 地方は境内に縁台を設える。

 

 天満宮の前で横一列に展開する舞台隊形の女踊り。

 

 薄い紅梅色の浴衣に染められた歌詞・・・

 

 「唄の街だよ 八尾の町は~」

 

 ひと際大きく描かれた「唄」の文字が左肩で踊った。

 

 天満町の浴衣にはこの歌詞が似合う。

 

伝統の唄心を継承する川窪の心意気なのかもしれない。

 

 見よ!! この凛々しき立ち姿!!

 

 やはり、男踊りは力強さと切れ味だね。

 

 午前1時を過ぎた頃、

 

 青年団を卒業した踊り巧者を交え、

 

 唄と踊りと遊び心の花が咲く。

 

 耳をすませば井田川の瀬音。

 

 歩き疲れたら橋のたもとで一休み。

 

 川に囲まれた町天満町、川風を感じながら楽しみたい。

 

 暗がりで雪洞の灯りに浮かぶ網笠姿は美しい、夜目遠目笠の内とはよく言ったものだ。

 

 三味線、胡弓、太鼓、囃子方、唄い手が着用する白地の浴衣は夜目にも清々しい。

 

 やがて、雨が落ちてきた。

2015年9月 富山県富山市八尾町

コメント
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