だんじりの灯入れ曳行は午後7時から始まる。
日中は足を踏み入れることが難しい北町を訪ねてみた。
手際よく提灯が付けられてゆく、提灯の赤と火消法被がよく似合う。
ブルーモーメントの秋空に北町地車ならではの北の字が美しく映える。
子供たちは待っている。
灯入れ曳行が始まるまでの僅かな時間、
張り詰めた緊張感はなく、
和んだ雰囲気の中で出発を待つ。
提灯を纏った地車がゆっくりと動き出した、灯入れ曳行の始まりです。
昼間は緊張の連続であった大工方も穏やかな表情だ。
この祭りが終わると秋の訪れを実感する。
2015年9月 大阪府岸和田市