旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

風薫る初瀬 其の二

2012-05-14 18:39:47 | その他

「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」

不安定な天候が多い今年の春ではあるが、端午の節句は好天に恵まれた。

 

花を愛でる風流人ではないが、この時期に長谷寺を訪ねることを楽しみにしている。

 

本坊の脇では山吹が優しく迎えてくれた。

 

やはり、この時期の主役は牡丹。

 

「立てば芍薬、 座れば牡丹 、歩く姿は百合の花」

牡丹は艶やかな美女の代名詞であり「百花の王」と称される。

 

牡丹が咲くと映画「男はつらいよ・寅次郎夕焼け小焼け」で‘芸者ぼたん’役を好演した太地喜和子を思いだす。

まさに牡丹の花のような名女優だった。

 

色鮮やかな花王達の競演に酔いしれる。

 

初夏の木洩れ日が心地よい初瀬の昼下り。

 

緑の季節である。

2012年5月 奈良県桜井市

 

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