真言宗智山派の総本山「智積院」を訪ねました。
閉門まじかの講堂前から大書院へ。
寺社、庭園は朝早く訪ねるのがセオリー、午後は花もいささか疲れ気味。
国宝に指定されている長谷川等伯一派の障壁画は、かつて大書院を飾っていたもの。
大書院より眺める庭園は四季折々の美しさで、ことのほか皐月の頃が一段と艶やかさを増す。
利休好みの庭と伝えられる名勝庭園。
築山・泉水庭の先駆をなした貴重な遺産であり、東山随一の庭園である。
手水鉢に柄杓を重ねて初夏の風情。
青もみじを西日が照らす。
初夏の京都はみずみずしい緑と花の季節を迎える。
2012年5月 京都市東山区