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近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

アイヌ民族・文化 “アイヌ文化”の伝承・保存

2007年11月25日 | 歴史
アイヌ文化伝承・保存事業には、クマの霊送り(イオマンテ)・ものの霊送り(イワクテ)・舟降ろしの儀式(チプサンケ)・先祖供養(シンヌラッパ)といったようなアイヌ伝統儀式がある。





写真は上から、アイヌの先祖供養及び舟降ろしの儀式。
先祖供養は先祖に供物を送る儀式であり、舟降ろしの儀式は、古くから伝わる技法で造られた舟に、魂を入れるための儀式で、いずれもアイヌ伝統儀式として伝承・保存されている。

アイヌの文化的価値は高いが、現存する遺構などは皆無であり、文字が無かっただけに歴史的考察も、日本の文献に登場する“アイヌ研究家”の記録を探ることくらいしか出来ない。

そのような中で、静内町にはアイヌ文化の伝承が幾つか見られるが、幸い“無形文化財”として保存されてきた。





写真は、静内町の“シャクシャイン法要祭”及び“シカの追い込み猟”
例えば、カムイノミ・神への祈りの中には、写真のように“シャクシャインの法要祭”があり、真歌公園に建つシャクシャイン像の前で、アイヌ古式に則ってシメヤカニ執り行われる。

叉“シカの追い込み猟”もアイヌの伝統的猟法として、ウタリ協会静内町支部が再現している。



写真は、静内町の国指定史跡の一つである、“シベチャリチャシ”遺跡。
更に静内川流域には、16~18世紀にわたるアイヌ遺跡が5ヶ所にあり、いずれも“国指定史跡”として保存されている。

他にも前述した、ユーカラの伝承のように、口承文芸も忘れがたい。


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