近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 “琉球民族の知恵”・沖縄のラーメンとは!

2008年08月15日 | 歴史
沖縄そばのイメージが根強い沖縄において、何かと陰に隠れているラーメン、そんな沖縄のラーメン業界が、いま少しずつ活気付いている。

沖縄そばが主流を占め、“ラーメン不毛の地”といわれた沖縄県内でラーメン店は堅調に店舗数を伸ばしている。

2001年に163店あったことから、現在では200店を越えていると思われる。
特に沖縄の素材にこだわった店は行列ができるほどの人気だ。“沖縄ラーメン”という名物が誕生するかもしれない。

もともと沖縄そばとラーメンは共通項が多く、スープは昆布・豚骨・カツオ節・鶏ガラ・煮干・椎茸・タマネギなどが主体で、脂を徹底的に取り除き、マイルドなテーストを心がけているので、口当たりはさっぱり。

麺は、沖縄そば同様“カンスイ”を使っていることから“沖縄のラーメン”と呼ばれ、ラーメンの一種として分類される。しかし沖縄そばの麺は一般に太めで、和風のだしを用いることもあって、その味や食感はラーメンよりむしろうどんに近く感じられることが多いらしい。

と云うことで沖縄そばは、新たなジャンルを形成するに足る独自の存在感を打ち立てつつある。そこで沖縄そばとラーメンの違いについて考えてみる。

沖縄そば或いはラーメンを決定付ける要素には、スープと麺のほか、具が大きく左右する。スープは、醤油・塩・味噌・とんこつなどに限られ、麺はストレート太・ストレート細・縮れなどが一般的で、スープ・麺とも、沖縄そばとラーメンを引離すほどの違いはない。
ラーメンの具にはチャーシュー・青ネギ・メンマ・海苔・タマゴなどがある。







写真は上から、沖縄ラーメンのチャーシュー及び沖縄そばのソーキ2点。

具の中でも、トッピングされる豚肉の違いが大きい。
ラーメンのチャーシューに対して、沖縄そばの豚バラ・豚あばら肉の調理法・盛付けなどは決定的な違いと云える。

特に沖縄そばの“ソーキ”と呼ばれる、豚のスペアリブは、じっくりと煮込まれ、豊かな味わい・柔らかい食感・ボリューム感で、多くのファンを魅了する。

味が立っている“沖縄そば”に、優しく豊かな味わいの“ソーキ”がセットになる事で、芳醇かつ深い味を楽しむ事ができる。沖縄という、独特の食文化や世界観を持つ土地を代表する一杯。

沖縄そばが際立っているのは、豚肉の調理・味付けの格差が余りにも大きい。見た目にも、味わってみても、ラーメンとは格段に違う。

沖縄ラーメンは、材料をできるだけ県内で調達するという“沖縄にこだわった味”が好評で、札幌ラーメン・博多ラーメン・喜多ラーメンなど本土の著名ラーメンでも、麺・スープなどブランドを支えている材料・調味料以外は、素材はできるだけ沖縄産を薦める。











写真は上から、那覇市の“麦麦”の博多とんこつラーメン、“琉球新麺・通堂”のとんこつラーメン、那覇市のラーメン“ちゃんや”店、うるま市の“こはぐら”の海ブドウラーメン及び富山ブラック・サトウキビラーメン。

“麦麦”は、“本流博多ラーメン”と銘打ち、4日間かけて仕込んだとんこつスープ、福岡から空輸する歯応えのある麺にこだわる。

“通堂”は、沖縄そばの素材を活かした“琉球新麺”という新しいご当地ラーメンを開発。麺はストレート細麺で、とんこつスープでこってり系だが、食してみると、以外にもアッサリしているとか。

現在のところ、沖縄では博多系とんこつラーメンに人気が集まっている。

“ちゃんや”のラーメンは、海老からとった濃厚なスープが売りで、海老好きにはたまらないらしい。麺もシコシコとしていて、九州系のラーメンが多い沖縄ではなかなか新鮮!!

“こはぐら”は、海ぶどうに合う美味しいラーメンを試行錯誤してきたが、かなり完成に近い逸品になったと云う。先ず海ぶどうありきから発想した例。

最後に黒醤油をベースに魚介系の隠し味を使い、豚骨スープと鶏ガラスープを加えて作り上げた、富山ブラックラーメン。見た目は驚きの真っ黒だが、奥深い味わいの醤油ラーメンらしい。

沖縄の素材を活かしながら、本土のノーハウ・特産品を旨く合わせた、ご当地ラーメンが魅力。


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