近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

縄文人の謎・ロマン 縄文人はワイン好きだった!

2007年10月04日 | 歴史
日本を代表する縄文遺跡・青森市三内丸山遺跡の約5,000年前の層から大量のヤマグワ・ヤマブドウ・ニワトコなどが出土した。

又同じ場所から発酵した果物などに群がるショウジョウバエの卵も見つかり、酒を造っていた証拠と考えられている。

縄文人の知恵でワイン作りに辿り着いたのか、或いは熟しきって落ちたヤマグワ・ブドウの実が岩の窪みに溜まって発酵したところに、たまたま出会い、味をしめたのかは不明。

ワインが作られたのは、収穫期や何らかの記念祭のほか、年に何回かの大きな祭りのためであり、祈りとともに諸々の神々に捧げられたと見られる。

酒にかかわる道具については、例えば酒作りに有孔鍔付土器が使われたのではないかとか、又注口土器は神聖な酒を振る舞う酒器であったのでは等諸説がある。







写真は上から、北海道南茅部町垣ノ島遺跡から出土した注口土器など、千葉県市川市堀之内貝塚から出土した“堀之内式”注口土器及び北海道上南綾部町八木遺跡から出土した異形注口土器。

非日常的な飾り物のように見える注口土器には、神々しささえ感じ取れる。
黒光りした神器にふさわしい姿を醸し出す。

 諸々の神々に捧げられた神聖な酒は、やがて注口土器によりムラ人に振る舞われた。



写真は、北海道千歳市ママチ遺跡から出土した土面。
 火を囲んだ適度な酩酊の中で神歌が歌われ、笛や太鼓が鳴り響き、神楽が舞われ、仮面劇が行われた!

夜通し続く祭りの間、酒という不思議な飲み物により、一族の結束を固め繁栄を祈った!
酒は神聖な神の水であったと共に、一族の結束を図る潤滑酒でもあった!



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