近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 沖縄の食文化・“沖縄の餃子”とは!その1

2008年04月02日 | 歴史
餃子も“おかずランキング調査”で上位に位置し、老若男女を問わず全国的な人気は相変わらず根強い。

餃子専門店・全国規模とローカルチェーン店・地域店・中華料理店など、餃子を取り扱っている店舗は全国津々浦々に行き渡り、値段も餃子1個当り30円余りと手ごろで、家族揃いの外食スポットとして定着。

一方かつては“おふくろ”の手作り料理の一つであった餃子は、季節の野菜を切り・水分を絞り・肉を混ぜ合わせて具を作り・小麦粉で皮を作って・具を皮で包んでから焼き上げるなど、その工程・作業量の多さは面倒らしい。

叉昨今は冷凍餃子も食品スーパーなどで取り扱われるようになり、手作り餃子は食卓から益々遠ざかりつつある。

そのような状況の中で、最近中国製冷凍餃子への殺虫剤混入事件が国際社会問題となり、未だ真相が明確になっていないが、全国食品スーパーの売場からは中国製餃子が次々と撤去されてしまった。食の安全が今更ながら問われている。







写真は上から、水餃子及び大阪の代表的大手チェーン2銘柄の餃子。

日本で餃子を初めて口にしたのは、“徳川光圀”と云われているが、庶民の口まで届いたのは、第二次世界大戦後に中国から満州を経て伝わり、現在では日本を代表する国民食として親しまれている。

写真の焼き餃子2点は、大阪を代表する餃子ビッグチェーン・ブランドのもの。

昭和28年に“(みんみん)”が大阪千日前に1号店をオープンしたのが、国内の店舗展開の始まりで、現在ではすべて“のれんわけ”の支店を全国に100店舗近くも有し、通信販売を含めまだまだ拡大しそうな繁栄振り。

はオープン当初から開店時には顧客が長蛇の列をなし、その爆発的ブームは、想像をはるかに超えるほどであったと云う。お好み焼き・たこ焼きなど“粉もん食文化”を背負ってきた大阪の面目躍如たるものがある。

中国の餃子は水餃子が当たり前だが、日本は焼き餃子が中心であり、叉日本餃子の具は豚肉が中心だが、中国の餃子は野菜が中心らしい。

中国北方地域に端を発した餃子を、「焼く」という調理によって日本の風土になじませことが、“焼餃子”の爆発的ブームを招来したと云える。





写真は、浜松の代表的な餃子と宇都宮の餃子。

浜松の餃子店では、写真のようにモヤシを中央に添えてサービスする慣わしがあるが、単なる箸休めのためか詳しくは不明。

浜松市は、1世帯当りの年間餃子消費額が、最近の調査で19,403円と日本一で、因みに“宇都宮餃子”でお馴染みの宇都宮市民消費量の4倍とか。

ところで浜松市をはじめ静岡県・西部地方では、餃子をおかずとして食べる習慣があるらしい。大阪人がお好み焼きをおかずにするように・・・・・。

かつて宇都宮市が餃子消費量日本一で、餃子の街として餃子店も目立ったそうだが、元々旧満州から宇都宮へ引き上げた陸軍隊員が、戦後屋台で売り始めた、ニラやニンニク入り焼き餃子が宇都宮餃子の始まりらしい。

沖縄の餃子事情については、明日をお楽しみに!


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