近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 沖縄特徴・“もう一面の沖縄”同郷意識は!

2008年05月14日 | 歴史
給食費滞納が社会問題となっていることを受け、文部科学省は06年11月~12月に初めて給食費の徴収状況を調査したが、都道府県別で見ると沖縄県の滞納率が突出している。

全国平均は1%ほどなのに、沖縄県で滞納している子どもの割合は、なんと6.3%。東京の約8倍、金額にして2億6千万円を超えていた。

2007年の全国給食費滞納調査では滞納の原因として“保護者の責任感や規範意識”を挙げた学校がほぼ6割で、文科省が発表している全国の割合とほぼ同じだ。





写真は、沖縄の学校給食らしい豆腐チャンプルー及びゴーヤチャンプル。
写真のように、学校給食のおかずまで、沖縄特有のチャンプルー料理とは!

2007年のもう一つ、沖縄石垣市の調査では、給食費滞納原因の8割強が“保護者の責任感や規範意識”に問題があるとし、保護者が支払わない理由に“経済的な問題”と答えたのは1割強にとどまっている、としている。

と云うことで悪質な滞納者はいないが、「いつか払えばいい」と云うような鷹揚な人が多いのかもしれない。

沖縄県教育委員会によれば、「滞納理由を悪質と判断することは難しい。生活が苦しくて払えないといわれれば、それ以上踏み込めないのが現実だ!」と釈明し、さらに給食費滞納原因の実態調査は、万が一生徒に漏れた場合、いじめにつながるため当面行う予定はないと云い、効果的な策はないようだ。



写真は、沖縄宮古島での学校給食タイム。

と云うような一連の学校給食費滞納原因の実態調査から、次のような仮説を立ててみる。

沖縄県民意識と云えば、東アジアに視野を広げた、南国の開放的なイメージにもかかわらず、実は独特の伝統を重んじる保守的な県民であること。

叉過去薩摩藩や本土政府にひどい目にあってきた経験も積み重なり、地域の連帯意識が強く、地域の人間関係が極めて親密で、郷土意識・同郷意識が強い。

更に家族愛も強く、商売よりも人間関係を大事にし、仕事を共にすると、温かく、争わず、差別せず、相手のハートの深さに感動する。

このような県民意識からすると、「同郷の絆で、持てるものが施し、持たざるものが授かる!」或いは「同郷の好で、借金はある時払いの催促なし!」と云うような無意識の慣行・暗黙の了解が取り付けられてきたのでは?

家族愛と同郷愛は限りなく近くなり、同郷人は家族同然に看做され・処遇されてきたのでは?

表向きには、“保護者の責任感や規範意識”に問題があるとしているが、実はお互いさまであるから、同郷人として苦しいときは、いつか払えばよいと思っているのではないか?

沖縄県民意識からすれば、悪質な滞納者が多いとは思わない。罪意識は少ないか、或いはほとんどないと思っているのが本当のところではないか?

学校給食費滞納率が圧倒的に高いとは、沖縄県民として決して望むところではないが、県民意識が無意識のうちに、そのような結果を招いたのでは?

それだけに例えば、地元有力者の率先垂範によって、県民意識を逆の方向に変えられると思うが・・・・・・。


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