こんにちは。ダッシュの一日が暮れて、一段落の時間になりました。少し気疲れした自分に、気分転換をプレゼント(笑)。
ジェダイのカップ&ソーサーを、初めて器として使った時の印象を記してみます。
ほの曇りの昼下がりに、アメリカの器に相応しく、コーヒーをつぎました。
碧玉色のカップに、黒を含む茶色が重なる。茶色が緑色に溶けてきそうな、不思議な感覚に陥ります。光を受けて、明るさを増すけれど、光を跳ね返すのではなく、吸い込んで内側から光るような艶。何て不思議な体験をさせるカップだろう…。
こくり…唇がふれた時に、衝撃を受けました。地が厚みのある、持ち重りのするカップです。
唇に、滑らかな、吸い付くような、独特な触感があるのです。官能的といってもいい…。
私には一つ、近い記憶があります。
玉(ギョク)の茶碗…上海で、戦前は貿易商をしていた家のお孫さんに、昔の栄華の名残はこれだけ…と言われた、特別なもてなしのお茶道具でした。
玉をくり抜いた掌にのる美しい茶碗…水をくぐり、白茶をつがれた茶碗は、滑らかで、吸い付くようで、ほんのり温かいのに、ヒンヤリした何かがある。不思議な体験でした。
ジェダイが唇に触れた時、その風景が、立ち上がりました。
かつて憧れをもって、見つめられた翡翠の色…それを抱きたくて生まれただろうジェダイ。彩が繋いで見せた幻覚かもしれません(笑)。それでも…触れた時に立ち戻った玉の思い出は、二杯目のお茶をついでも健在でした。
このカップだけが持つ、特別な触感なのかどうか…。違うカップを、手にして、お茶をした時にだけ、その答を知ることが出来るはずです。
この印象を受けた時の写真が、一枚目です。自分の内側にある畏れを象徴するように、外光をフラットにうけて、空を映しながらも、自分で輝く姿を切り取りたかったのです。
写真の二枚目は、このカップが使われたであろう姿を撮りました。木漏れ日のもと、チェックのクロスをひいて、お茶をする気持ちを切り取りました。柔らかい表情をしています。
写真の三枚目は、夜の寛ぎの時間に、このカップが見せる表情を撮りました。白熱電球を間接照明で、けぶるような印象は優しい思い出に残りそうでしょう?(微笑)
写真の四枚目は、見合い写真です(笑)。このカップを異国の友に譲るために、晴れやかな、穏やかな印象をのせてやりたいと思いました。
ね…危険な美しい器なのです。ジェダイは♪(笑)
追記:この美しいファイアーキングの器達を、わが家へ迎えるトリガーとなってくださった印象的なblogが
「Kの部屋から」です。
現在、香港に暮らされる九龍姉さんは、沢山の情報を整理して、重みづけをおこなう目を必要とする仕事についていらしたであろうと、お書きになられる文章から拝察しています。
ご自分が求める「美しさ」を追求する姿勢が、印象的なblogで、この中にジェダイを含む記事があります。
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