<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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台風21号が接近中というニュースが流れる。
「またかいな」
とつぶやいてしまう。

JRが運休を予告。
「またまたかいな」
とつぶやいてしまう。

今年は驚くほど多くの台風がやってくる。
いつから大阪は台風銀座の沖縄になってしまったのか。
大阪市大正区に沖縄県人が多いことはつとに有名ではあるものの、人は増えるのは大歓迎だが台風が来るのは歓迎することができないのは誰でも同じ。

私の実家のマンションは10年ほど前に台風の突風で屋上屋のの裏側に張られたパネルが破損。
周辺の一戸建て住宅に飛んでいき複数の自動車の窓ガラスを割る、住宅の瓦屋根を跳ね飛ばす、など多大な被害を振りまいた。
被害総額は400万円ほど。
幸いなことにず〜〜〜〜〜と大昔に管理組合で加入していた、
「こんな保険いらんやろ」
などと言われていた保険が効果を発揮して全額保険金で修繕と賠償をすることができた。
まるで高さ15メートルの防潮堤を築いていて、
「そんなものは要らんだろう」
と言われていた東北地方の海辺の小さな町が、その現代の万里の長城と揶揄された防潮堤で津波を回避することができたのに、少しばかりに似ていた事件だった。

今回の台風21号は前回の20号もそうだが昭和36年の第二室戸台風とほぼ同じルートをたどっており、大阪に最も大きな被害を出すコースでもある。
当時私の父母は堺の団地に住んでいたのだが、
「こんな台風なんかたいしたことはない」
と居間でのんびりしていたところ、突然ガラス窓が木っ端微塵に割れて衣類、その他殆どが飛んでいってしまったのだという。
その恐怖たるや、まだ若かった二人には忘れられないものになってしまった。
このとき私はまだ生まれておらず、まったく知らないのは当然なのだが、父も母もその台風の恐ろしさを今も時々語ることがあるくらいだ。

室戸台風は史上最強の台風で気象台の風速計が振り切れて最大風速が未だ不明の恐ろしい台風でもある。

今回の21号は気圧も低く、最大風速45メートル。瞬間風速は60メートルというのだから、室戸台風といい勝負かもしれない。

やあやあやあ、台風がやってくる。
庭のガラクタをまた紐で縛らなければならない。

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