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成田空港にLCC専用ターミナルが誕生した。
第3ターミナル。
二十数年ぶりの成田に新しいターミナルの誕生だ。

とは言え、私にはほとんど関係のない空港の話なので全くの他人ごとなのだが、新聞報道などによると新しいターミナルは鉄道駅から歩いて700メートルの場所にあるのだという。
バスは無いんかい、ここは。
という感じだ。
私が読んだ新聞報道によると老人やハンディキャップを抱えた人用にバスを走らせているのだが、文章から見ると一般の人は重い荷物を引き釣りながら700メートルも歩くのだという。
ホンマかいなとばかりに実地にチェックに行かなければならないだろう。

正直私は生涯で成田空港は3度しか利用したことがない。
最初は開港翌年にアメリカに行く初めての海外旅行で利用した。
朝、伊丹から空路で到着し、乗るはずのパンナムの飛行機が、
「9時間遅れです」
ということで、成田空港内に12時間もぼーっと待っていた。
なんとも恐ろしく退屈な体験なのであった。
二回目は数年前にシカゴに行った時。
私は関空からサンフランシスコ経由かシカゴへの直行便(当時は飛んでいた)で行きたかったのに、アホな会社のために成田経由になったのであった。
で三回目は千葉の協力工場へ朝早く行くのに、羽田経由や東京駅経由では移動距離が大変なので、ということで、国内線を伊丹から成田に飛んだ、それだけなのである。
成田空港に到着してJRに乗ろうと思うと本数の少なさに圧倒された。

「うううう、関空のほうがマシやないかい」

となったのであった。
当時の関空は閑古鳥が離発着するような空港であったものの、電車の本数は普通にあり、次の電車まで30分以上待たせることはまず無いのであった。

そのあまり親しみのない成田空港にLCCターミナル。
しかも意味なく24時間オープンしているそうだが、成田は深夜から朝までは離発着できない中途半端な空港のまま。
24時間開いているのは早朝便に乗るためや夜遅い便で帰ってきた人に滞在場所を提供するだけのことで、これもまた中途半端。
成田空港の存在意義を改めて考えさせる機会になったのであった。

で、LCCといえばうちの近所の関西空港も今第3ターミナルを建設中である。
今ある第2ターミナルのすぐ横に建設中なのだが、ここは完成後に国際線LCC専用ターミナルになるそうで、もちろん関空駅からは無料のバスに乗ることができる。
24時間オープンしているけれども、空港もちゃんと24時間飛行機は離発着をしていて、しかも電車はないが空港バスは関空から京都、大阪市内へと運行をしている。

3つめのターミナルを作るよりも、都心に近いところへ3つ目の空港を作るほうが首都圏はもとよりすべての人に便利になるんじゃないかと、そんなことを考えてしまったのであった。

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