<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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大阪府立大学は私の実家から徒歩わずかのところにあり、毎日多くの学生や私たちのような住民で賑わっている。
住宅地区にあるにも関わらず、キャンパスがフラットでだだっ広く、緑も豊かなのでジョギングコースにはうってつけ。
この私でも、何度か朝のランニングに使用したくらいだ。
だから、

「こんな広大なところが堺市のど真ん中にあっていいの?」

と思わずツッコミそうになるほど雰囲気が良い。

初めてここへ引っ越してきた時は、

「いいところに移ってきたね」

と家族で放したものだ。

この大阪府立大学は農業系の大学だったのだが、近年はバイオサイエンスのトップクラスで、とりわけ植物工場は東の千葉大と並んで世界最先端を走っている大学でもある。
キャンパス内はもちろん大学施設としては国内最大級の植物工場がある。
そこで収穫された作物はキャンパス内にある「サブウェイ」のサンドイッチ店で味わう事ができるという趣向である。
少なくとも阪大や東大のキャンパス内ではお目にかかれない「サブウェイ」があるのは、この大学の特長かもしれない。
尤も、東大や阪大にある「スタバ」がないのも、ここの特長だ。

この大阪府立大学では今週末に大学祭「白鷺祭」が開催される。

数年前。
まだ小学生だった娘を伴ってこの白鷺祭を訪れたことがある。
キャンパス内では周辺住民による広大なフリーマーケットや、学生による屋台やステージ、イベントがそこかしこに展開されており、非常に賑やかだった。
我が母校、大阪芸大の大学祭よりももしかすると盛り上がっているのではないか、と思えるほどの活況を呈している。
大阪芸大は優秀なものとアホとの格差が著しい大学で知られており、ユニークで有名だが、いかにせんキャンパスが大阪大学の吹田キャンパスを上回るど田舎の南河内にあり、学園祭をやっても見に来るものは少ない、というところなのだ。

それと比べて大阪府立大学は毎年お化け屋敷なんかも開催している。
私も娘と一緒にお化け屋敷を訪れ、娘だけを放り込んだことがあり、娘もその時は非常に喜んだのであった。

「めっちゃおもろい!」

と大はしゃぎの娘。
つづけて、

「なんかグニャってしたもん踏んだんやけど、『痛!』っていう大学生のお兄ちゃんの声が聞こえて安心した。
腕踏んだみたいやった。お化け屋敷やから、なんか変なもんふんだんかとおもったねん。よかった!」

と大学生のお兄ちゃんの腕を踏んで安心するほど、わけの分からない楽しさのある白鷺祭なのだ。
それこそ爆発的な楽しさの大学祭なのだが、そんな大学祭を前にして、今日、B5棟という建物で学生がマグネシウムを使った実験でミスをして、
「ドン!」
という爆発事故を起こし、消防車が殺到するという事件があったそうな。

マグネシウムという金属は大変危険な性質を持っていて、火がつくと猛烈な閃光を放って燃え上がる、というか爆発する特長がある。
なんといっても、かつてはカメラのストロボ代わりだった時代もあったくらいだ。
従って取扱いは要注意なのだ。
学生はどんな扱い方をしたのか知らないが、指導教官の先生はきっとしかられているんだろうな。

ちなみにナトリウムを燃やしても面白いので良い子の皆はまねをしないように。

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