<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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朝NHKラジオを聞いていたら今日が日本の映画産業始まりの日であることを知った。

明治30年のことなのであった。

ラジオでは単に「明治三十年の今日、シネマトグラフという大勢が一度に見ることのできる映画を大阪で初めて上映した日です」と言っていただけで、それがどこかは言わなかった。
それはどこかと尋ねれば、南海電車難波駅前、高島屋正面にある現在のTOHOシネマズなんばが日本の映画産業発祥の地なのだ。

こういうレアな歴史的イベントはあまり知られておらず、大阪人たる私も大学生になるまで大阪のなんばが映画産業というか映画興行発祥の場所であるなんてことは、ついぞ知らなかったのだ。

当時、南街劇場という東宝系劇場が入っていて、ロードショー映画が公開されていた。
私もここでスターウォーズやナイル殺人事件などを見たものだったが、シネマトグラフ以来の映画館であることを聞いた時はビックリしたものだった。

今では「映画発祥の地」なんて碑もなく、マルイが入っているファンション複合ビルに変化しているが、こういうときには最新の上映設備を持ったTOHOシネマズの劇場で「水撒き男」や「プラットホームへの列車の入線」など、フランス人ルミエール兄弟が開発した映画のフィルムを上映し、彼らを讃えてはいかがだろうと思う。

なお、映画を発明したのもエジソンではなくルミエール兄弟であることも大学へ入学する直前に知った次第なのであった。

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