<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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中井貴一、佐々木蔵之介が主演の映画「嘘八百・京町ロワイヤル」を観てきた。
前作は私の実家のある堺市を舞台に千利休にまつわる茶器をめぐり騙し合いのデッドヒート。
面白そうと思いながら見逃していたのだが、今回2作目の映画ポスターを目にして、

「なんや、シリーズ化されたんか。ということは面白いということか」

と思いカミさんと観てきたのだ。
もちろん第一作はAmazon Primeで追加費用無しに見ることができたので事前にチェック。
かなり良くできたストーリーだったので大いに期待に胸弾ませて劇場に足を運んだのであった。

今回は前作の登場人物に加えて広末涼子が京美人役で登場。
舞台も京都。
今回は織部の幻の茶器を巡って新たな騙し合いが繰り広げられた。
物語に散りばめられた「仕掛け」も二重三重になっていて面白い。
ある程度先が読めるものもあるにはあるが、読めないところも数多くどんでん返しの連続が観ているものを退屈させない面白さがあった。

個性豊かな登場人物のキャラクターも秀逸で、主役以外にも私達が最も注目したのは堺の博物館の学芸員。
塚地武雄演じるこのキャラクターは千利休関連の話を始めると我を忘れるのか、そのオタクっぽさが秀逸で実物がいたら是非会ってみたいと思うような人物なのだ。

決して高額予算の映画ではないようだが、演じている役者がみんなベテラン。
アイデアと演技と出演者たちの濃い個性が相まって実に面白い退屈する暇のない秀逸な詐欺コメディなのであった。

https://gaga.ne.jp/uso800-2/#diagram


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