<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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最近日本ではとんと聞かなくなったストライキ。
かのフランスではまだまだ一般的なようで、今現在展開されているフランスの公共交通などのストライキは史上最長になる見込みだという。

それにして何週間もストライキを継続して市民に足止めを食らわし続けているという感覚が理解できない。
日本ならそんな労働組合は一般から見放されることになる。
社会に迷惑をかけてまで自分たちの主張を押し通すのか、ということだ。

ところがフランスは違う。
「私がいたころもストライキがあって自転車で通学していあことがある」
というのはカミさん。
パリの地下鉄がストライキで止まってしまうことに市民はなれていたのだろいう。

この日本人からすると労働組合のわがままとしか映らないストライキはホントのところ現地ではどう受け止められているのだろうか。
私は欧州へは行ったことがないのでよくわからない。

日本では組合そのものが自分の会社なり組織の経営状態を冷静に見る時代に突入している。
会社が赤字なのに権利を振りかざして賃上げを叫ぶ時代はすでに終了。
黒字でも設備投資や研究開発などをしっかりしないと事業継続に問題がでることを組合も気にかけている。
むしろ労組が経営側に会社経営についての意見を具申した上で権利を主張するような風潮があり、経営陣もうかうかしていられないという会社や組織も少なくない。
会社が健全な利益を確保するためには現場の意見や主導力も必要だからだ。

このような「風土」が生まれたのは国鉄清算からJRの誕生や、最後のわがまま団体であった日本航空の倒産などを経験した結果だろう。
もちろん未だに「労働者の権利を!」と叫んでいる人たちもいるが若い人は見向きもしなくなっている。

そこへいくとフランスのストライキはよく理解できない。

もしかすると半分社会主義国家であるフランスならではのストっ子気質なのか。
ある意味こういうことを理解できるようなったら、行けないのかも知れない。



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