<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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「風の谷のナウシカ」に引き続き緊急リバイバル公開中のジブリ映画「もののけ姫」を見てきた。

この「もののけ姫」。
ロードショー公開のときは期待に胸膨らませて劇場へ足を運んだのだが、日頃の激務の関係なのか睡魔が襲いかかり映画の三分の一は居眠りをかましていた映画なのだ。
起きている時に「祟り神」や美輪明宏が声優を務める狼だとかのシーンになっていて、
「ンンン......おもろない映画」
という記憶になってしまっていたのだ。

なお、同様の居眠り映画にスタローンの「クリフハンガー」と「ハリーポッター」がある。

今回は娘がまだ見たことがないということで気分転換を兼ねて家族で観に行ったのだった。
前回「つまんない映画」という印象があるだけにちっとも期待していない。
だいたい寝ていたとはいえストーリーはだいたい覚えている。
だから今回は寝ないようにだけはしておけばいい、ぐらいに考えていたのだ。

ところが改めて見てみると、これが結構面白い。
さすが宮崎駿の作品である。
「ポニョ」
よりは遥かに大人の作品に仕上がっていて魅せるのだ。

日本を舞台にしていて東の国の人がやってきて西の国で繰り広げられている自然破壊から守るという、なんとなく左巻き的思想に取り憑かれている作品ではないか、と思ったりしたが最後に至ってそんな作品ではなく見るものによって捉え方の異なるであろう哲学的な作品であると思った。
つまり前回と異なり楽しんでいたのだ。

それにしてもナウシカに比べると遥かに技術が上がっていた。
背景画の芸術性も素晴らしい。
ところどこCGも駆使されていて技術の新しさも感じる。

もう一度見てもいいかな、と思うようになっていたのだ。

それはともかく、なぜタイトルは「もののけ姫」なんだろうか?
もののけ姫は脇役ではないか。
と。
「アシタカ」では客が入らないという結論だったのだろうか。


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