<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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ここ数年というもの、自前でボールペンを購入したことがない。

というのも、私は展示会を訪れることが多いからだ。
ボールペンは東京ビックサイトなりインテックス大阪なり、展示会という展示会で各ブースのノベルティとして頻繁に配られいる。
それらをもらうだけでもボールペンを購入する必要が全然ない。

しかも全然ないという以上に、現実にはもらったボールペンを使い切ることもできず、机の引出にはボールペンの在庫の山が築かれることになっているのだ。

あまり自分の仕事とは関係ないのだけれども、毎年どういうわけか国際ステーショナリーショーやギフトショーを訪れている。
これら展示会と同時開催の展示会に私の古くからのお客さんが出展しているため、そのお客さんのブースを訪問したあとに、

「せっかく東京ビッグサイトまで来ているのだから.........ついでに見とこ」

とつまらない欲を出してその展示会のエリアに行くと、ここはもともとノベルティなどを展示する展示会のため、ほんとに色々なボールペンを頂戴することにもなるのだ。
その展示会のボールペンに他の展示会のボールペンがそれこそ毎月のように増殖するので困惑する。

ところで、みなさんはボールペンを使い切ったことがあるだろうか。

私は大学生の頃からボールペンを使っているのだが、未だにインク切れで「使いきりました」という経験は一回しか無い。
大抵はペン先にトラブルが発生してインクがでなくなるか、古くなってインクの粘性が硬くなりインクが出なくなるか、インクとインクの間にどういうわけか空気が入ってインクが出なくなるかの、いずれかの症状によりボールペンは寿命を終える。

このように、筆記具として天寿を全うできないボールペンが多いなか、展示会で次々に頂戴するボールペンはありがた迷惑であり、最近は説明だけ聞いて「ボールペンは要りません」ということも少なくない。
それでも、紙袋や封筒ごとカタログや資料をもらうと、知らないうちにボールペンが入れられており、「要らんのに」と思いながら持ち帰ることが多々ある。

展示会でもらうボールペンには当たり前だが会社名が印刷されていて、ボールペンの価値はその会社名でも左右されることになる。
必然的に聞いいたこともない会社のボールペンや、格好悪い類の会社のボールペンは、なかなか使ってもらうことができない。
一方、ファッション性、先進性に優れた会社のボールペンは、とりあえず生のボールペンより格好良かったりするので、早々に使ってもらえることになる。
後者は外資系の会社のことが多い。
これはロゴやボールペンそのもののデザインが影響しているようにも思われる。

ともかく、「消しゴムで消せるボールペン」や「万年筆の質感のボールペン」などは高価なのでもらったことはなく、欲しくてももともとボールペンの在庫が有り余っているだけに自腹で買う気にもなれない筆記具なのであった。

なお、これまでに頂戴したボールペンで最も気に入っているのは京セラのセラミックボールペンで、書き味滑らか。
これだけはなぜか大切に使っているのであった。

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