<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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テレビの野球中継で阪神巨人戦を見ていると、甲子園は半分ほど座席が埋まっているように見える。
たぶん販売できる席数は売り切れた状態でコロナ禍における観客の上限一杯入ってるんだろうな、と思っている。
鳴り物こそないけれども観客は精一杯の声援を送っているようで、
「野球って、やっぱりいいな〜」
と感じたのは言うまでもない。

で、甲子園で半分ほどの入り。しかも観客は「うぉ〜〜」とか「わ〜〜〜〜」言っている。
でもオリンピックは無観客でしなきゃならないという。

これって少しばかり理解できないのだが、なんでだろう。

甲子園のお客というのは時には私もその一人になるわけだが、決して静かに野球を見つめているという観客ではない。
恐らくプロ野球の観客の中でも最も口うるさい観客の集団だろう。
その甲子園でのプロ野球の阪神戦に観客を入れていいというのだから、オリンピックも別に人数制限だけすれば構わないと思うのだが、そんな疑問を持ってはいけないのだろうか。

観客は入れない。
主会場のある首都圏は非常事態にする。
競技場のある地方都市も念の為、無観客。
チケットが売れないので赤字が増える。
でも競技はする。

なんか、よくわからない。

忖度の結果か、顔を立てるだけの筋書きか。
やるんだったら思いっきり開催して日本の力を見せてやる、というくらいの心意気はないのか。

謎の無観客東京オリンピック。

いっそリモートでやってはいかがか。


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