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憲法記念日となるといつも話題になるのが「憲法改正」。

自民、維新は憲法改正派。
それに対して立憲民主、国民民主、共産、社民などは改憲反対派。
公明は日和見。

支持率を見れば明らかだが国民の大多数が憲法改正を叫んでも反対するのは少人数。
しかも憲法改正に反対する人たちは憲法論議も否定していて憲法に保証されている言論の自由には逆らうという、わけのわからない状態になっているのだ。

この憲法改正反対派のわけのわからないのは、なにも憲法第21条には盾突きながら憲法9条は守れという理論ばかりではない。
その代表的矛盾は共産党の主張だ。

昨日も日本共産党のステートメントで小池党書紀局長が「変えるべきは憲法ではなく、憲法をないがしろにし、国民の権利と民主主義を蹂躙する安倍政治である。」と述べていた。
憲法21条をないがしろにしているところを横に避けておいて、よくこういうセリフを吐くものだと思っているのだが、それよりも重要なのは最後のところ。
国民の権利と民主主義を蹂躙するというが、共産主義はまさに国民の権利を制限して、民主主義を否定する政治思想そのものではないか、ということだ。

果たして共産主義の国に民主主義があるだろうか。
国民の権利を守っているだろうか。
そういう共産主義の国があれば是非ともお目にかかってみたいものだ。

例えば中国。
まず、社会科のテストでここが民主主義だと回答したら欠点を食らうであろう。
さらに「中国は国民の権利を制限せずに守っている民主国家だ」と真顔で話しをしたりしたら病院へ入院させられるかもしれない。
それどころか、その話を聞いた当の中国人が怒るであろう。

なぜなら、
国家の中枢はいつもニコニコ共産党。
公務員も例外なく共産党員。
代表選出は一部の人の話し合い。
都合の悪いニュースは放送中でもブラックアウト。
党に反対意見を述べる人は有無を言わさず逮捕監禁。

実に反民主主義だ。

共産主義を掲げた国は多かれ少なかれかなりエグい。
中国の大躍進、文化大革命はもちろんのこと、ベトナムのボートピープル、カンボジアのクメール・ルージュ、北朝鮮の現政権、ソ連のスターリンによる大粛清。
例を上げればキリはない。

だから共産党が民主主義を主張するのはお笑いの一種。
そうでなければ、善人そうな表情のまま平気嘘を付くのでかなり怖いものがある。

ちなみに立憲、国民民主党も自由がないから民主党なのかも。

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