<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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日大アメフト部の元監督とコーチの記者会見はこれまで見た記者会見の中でも最も見苦しいものであった。
あまりに見苦しいので、もしかすると台本でもあるのかと思えるほど「見苦しさ」というところでは完璧な内容なのであった。
その見苦しい会見が終わると首謀者の元内田監督はそのまま入院。
原因は「心労」と伝えられていたが、目的は明らかにマスコミからの隔離で守ってもらうこと。
これは非常に古い手法での責任逃れだ。

その昔、スキャンダルで立場が苦しくなったら政治家先生はよく入院した。
入院は病院の個室に立てこもり、医者に守られマスコミの追求から逃れるという手段なのであった。
まさか今どきこの手法で逃げる輩がいるとは思わなかったのだ。

元監督の風貌と心労はどうイメージしても結びつかない。
失礼かも知れないが時代劇に登場する悪役のような面構えなので「心労」と「悪徳代官」が結びつかないのと同じように関連性があるように思えないのだ。

関連性があるとすれば、それは金欲。
お金に対しては随分強欲な面構えをしており、私は彼らに最も処罰としてダメージを与えるのは資金を断つということではないだろうか。

伝聞によると株式会社日本大学事業部という会社があるそうな。
日本大学の施設の管理運営、人材派遣、生協もどき、備品購入、保険業務、日本大学ブランドの入った製品の販売などなど。
年商はなんと69億円にも達するという。
ちょっとした中堅企業なのだ。

この株式会社日本大学事業部のナンバー2が元監督。
ちなみにナンバー1は運動部長だそうだだが、いずれにせよ彼らの重要な懐であることは間違いない。

今回の関東学生連盟の処分に基づき大学側がどのような処分をしていくのか。
大いに注目されているところではある。
部活動関連からの解任はもちろんのこと大学経営側からの解任もあり得るだろう。
でも最も厳しいのは強欲を支える株式会社からの解雇なんじゃないかと思えてならない。

ああ、永久追放よりも強欲追放。
その点、最も重要なんじゃないだろうか。

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