goo blog サービス終了のお知らせ 

宇宙エンタメ前哨基地

<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム

ウィルス感染は自業自得?

2011-10-14 07:34:53 | 科学・テクノロジー
パソコンへのウィルス感染の原因は自業自得なのだという。

CNNによると、そんなことを行っているのがマイクロソフトだというのだから、ちょっとむかっ腹がたったのだが、なるほどと納得できないこともない。
ウィリス感染の原因は、ユーザー自らがイカガワしいサイトにアクセスし、イカガワしいデータをダウンロードした結果、おまけでついて来る。
それが原因で感染する確率は44%とか。

私は自宅でも会社でもMacユーザー。会社ではPCも併用しているが、会社のPCはかなり対策されているので過去十数年というものウィルス感染はほとんどない。

一度だけ友人が送って来たメールに分けのわからないデータが添付されていて、
「なんやろ?」
とダブルクリックしたら無反応。
「変なもん、送って来たんかな」
とドラッグ&ドロップでゴミ箱に捨てた。
翌日、
「メールがウィルス感染していた~。ごめんなさい」
というメールが届き、添付ファイルはウィルスだったことがあるのだが、起動もせずに既にゴミ箱行きになっていたが、同じメールを受け取った他の友人でPCユーザーは、少々処理が大変だったようだ。

このような経験から、ウィルスはPC独特のもの、という印象が強いのだが、そこで「ユーザーの自業自得」と言われると、「あんた、嘗めてんの?」と言いたくなるのも人情だ。

ノーベル平和賞の中国版孔子平和賞

2011-10-08 20:20:25 | 科学・テクノロジー
なんでもバッチモンでお馴染みの中国に「孔子平和賞」というものが存在していることを私はちっとも知らなかった。
こっちのほうはノーベル平和賞に対抗して設立されたプライズなのだそうだが、どうしてこうもおとなりの国はオリジナリティに乏しいのか。
迷惑を通り越して気の毒でさえある。

新幹線、地下鉄、戦闘機。
どれもこれも模造品で事故を起こし、社会に波紋を広げているが、その波紋さえも穴を掘って埋めないとも限らないお国柄。
テーマパークもディズニーランドもどきが米国から避難の槍玉に上がったのは数年前。
なんでもかんでも模倣していたら、発売されなかったiPhone5なんかも市場に出回っているというのだから、インチキ商品もここまでくると「インチキというオリジナリティ」を感じてしまう凄みがある。

そこに孔子平和賞なんてのがあると聞くと、中国人、大丈夫アルカ? と訊いてしまいそうだ。

尤も、日本にも「日本アカデミー賞」のうような、訳のわからないプライズも存在しているから、あまり大きなことは言えないような気もするのが、若干つらいところだ。

3200分の1

2011-09-20 18:04:15 | 科学・テクノロジー
アメリカの大気観測衛星が落下してくるのだという。
重量が5.6トンもあるので破片が地上に落ちてくる可能性があり、そのうち人に当たる確率は3200分の1。

これって3200人に1人に破片がぶち当たるという意味なのだろうか?
意味がわからないのだ。

確率で意味がよくわからないのに聞き流しているものの中に天気予報の降水確率がある。
この「人工衛星の破片が当たる確率」もよくわかない。
3200分の1というのは3200個のパーツがあったら1個は人に当たるかも知れないということなのか、3200人に1人の割合でコツン!と当たることなのか、説明が不十分だ。

いずれにせよ、人工衛星の落下予報は、傘を持ったらなんとかなるというものではなく、かなり物騒なシロモノだ。

3万円台のプロ用動画編集ソフト、またもアップル

2011-06-22 19:55:20 | 科学・テクノロジー
かつてエミー賞を受賞して、今や世界中のテレビドラマや映画の編集に用いられている動画編集ソフト、アップル社の「Final Cut」シリーズ。

アップル社の発表によると最新版の「Final Cut Pro X」は64ビット完全対応で、価格はたったの35000円。
この低価格は一体何を意味するのか。
アップルの戦略に注目が集まる。

先日、近々リリースされる最新の「Mac OS LION」の価格がたったの2600円であることに驚いた人も多いだろう。
私も驚いた。
長年マックユーザーを続けてきたが、これほど衝撃の走った価格はなかった。
20年以上も以前にアシストという会社がロータス1-2-3そっくりの「アシストカルク」という製品を数千円代で発売してきた時も驚いたが、今度のOSがずば抜けて安いことには到底及ばなかった。

それに加えて今回はプロ用ビデオ編集ソフトがたったの35000円。
凄い特殊効果や合成ができるMOTIONがたったの5000円台。

これでは10万円以上もする古い「FINAL CUT PRO」はまず売れることはなくなり、それと関連しえadobeのPremiereなんかはもっと売れなくなるだろう。
ユーザは今後設備にもっともっとお金をかけることができるようになり、この手の製作環境は劇的な変化をするに違いない。

デジタルカメラはプロカメラマンとアマチュアカメラマンの差を縮めたが、本格動画編集ソフトもまた、プロとアマの差を縮めるはず。
すでに放送免許がなくてもハイビジョンの放送を誰もが始めることができる環境も整い、地上波のバラエティショーよりも、Youtubeのコンテンツのほうが面白い、という時代に入ってしまった。

こういう高度な製作向けソフトウェアの劇的な価格低下は、クラウドを見据えたメディア環境の雪崩のような変化の序章なのかもわからない。

それにしても、これだけのハイテクが技術アップと反比例して価格ダウンをしても、ハサミを持って8mmフィルムをチョッキンチョッキンと切手は洗濯バサミでカットナンバーのメモと一緒に吊るしては、テープで繋いだ超アナログ編集の頃が懐かしいのは、私が歳をくってしまったからか。
謎である。

先入観なしの科学知識が福島県の未来を支える

2011-06-12 12:54:01 | 科学・テクノロジー
先日、福島県を訪れたときに放射線被害について放射線分野の専門家と話す機会があった。
私にもそんな機会が回ってくる大変な時代になったものだ。

その時、先生はいたくお嘆きの様相なのであった。

「マスコミや政府の顧問をやっている科学者の人たちというのは、どうして提案型の解決策を撃ち出していくことができないんでしょうかね」

と嘆いていたのだ。
さらに、

「どうして原発事故に社会活動家や一携帯電話会社の社長なんかが出てくるんでしょうかね。スリーマイルでもチェルノブイリでも前線に出ていたのが物理学者ですよ」

とも嘆いていたのだ。

先生の話によると、マスコミに出てくる専門家は「わーわー巷を騒がせて、市井の不安を煽っているだけ」、政府の顧問という専門家は「お金を貰っているからかどうかは、科学的知識よりも感情論が先にたって、事態回復がちっとも進まない」というのが、物理学の専門家が見ていて感じることなんだそうなのだ。
ましてや電話屋の親父が登場してやれ代替エネルギーどうのこうの、など私見を述べて偉そうにすることなんか、海外ではないそうで、

「ほんと。どうして日本は論理より感情が先に出てくるんでしょうね。復興を阻害しているのは一部のひとがワイワイ騒いでる感情論ですよ」

聞いてみれば、なるほど、感情論。
論理的で効率的な解決策が政府、地域の自治体からまったく提示されないのはこのためだそうである。

まず、福島県の未来としては、
「ある一定の放射線とは付き合って生きていかなかればならなくなった」こと。
これが重要で、そのためには周囲やマスコミに惑わされることのない正しい科学知識が必要だ。

また「福島県の空気中の放射線量は自然放射線レベルに落ちついている」ことや「放射線を発する物質は地表に堆積しているので、その処理を考え、注意する」ことなどを念頭に対策を立てる。
例えば「グランドの土を掘り返したらなんとかなる」という噂のような情報をもとにした考えだけではもちろんダメ。
雨樋、溝、屋根などの除染も必要。
そして除染して出てきた土や泥などは、例えば原発近くに大きな穴を堀、埋める、とか低放射線レベルの土はコンクリートで固めて堤防などに使用すると害もないし廃棄物の場所にも困らない。

などなどの対策が有効なのだという。

それもこれも正しい知識で対応したら、どれもこれも解決する道は開けるそうで、危険なのは感情に走って何もできなくなることなのだそうだ。
感情に走らず冷静な情報を提供するのも政府や関係機関の任務に違いなく、実際に福島へ行って福島の人と話したら「何を信じていいのか分からない」というようなところが、最大の不安要素なのかもわからない、と思ったのであった。

29ドルの衝撃、Mac新OSの価格破壊

2011-06-07 20:43:26 | 科学・テクノロジー
朝、目覚めてネットを立ち上げるとアップルのホームページにiCloudの大きなマークが表示された。
私はマックユーザーで且つ"ものぐさ者”なのでブラウザを立ち上げるとアップル社のトップページが開くのだ。

「あ、そうか。昨日はスティーブ・ジョブスが新製品の発表をしているんやった」

と、ぼんやりした頭で思い出した。

ニュースサイトやアップルのサイトの情報によると、今回紹介された新製品は新OSのMac OS10.7 Lion。iPhoneやiPad用のオペレーションシステムiOS 5。そしてmobile meの発展形iCloud。
正直、注目されるべきiCloudについてはアップル社のプレゼンビデオを見終わっていないので、よくわからない。
それに加えて、IT関係の情報サイトでも十分な解説がされていないので、「?」だ。

アップル社の提供するクラウドシステムだから、きっとシステマチックに使いやすく、カッコイイものに違いないのだろが、少しく勉強する必要がありそうだ。

で、私としては最も注目したのがiOSでもなく、新Macの新機能でもなかった。
それはなにかというと新Mac OSの価格なのであった。

新しいMacOS。
歯磨き粉のような名前のプロジェクト名LIONという新OSはApp Storeのみの発売で価格は米国でたった29ドル。
日本円で約2500円。

App Storeのみの発売というところがミソで、LIONを購入したい人はMacユーザーである必要があるということだ。
しかもMac OS 10.6snow Leopardのユーザーであるということだ。

考えて見れば、新しくMacを利用するユーザーは本体と共にOSも購入するわけだし、アップグレードしたOSを買うのもMacユーザーであるわけだから、新しいOSを購入できるのもApp StoreにアクセスできるMacユーザーだけで良い訳で、今回のアップル社の決定はそれなりに説得力をもっているというわけだ。
しかもMacは昔と違い「価格的にももはや特別な存在ではない」わけで、Mac OSが音楽CD 1枚の価格で購入できるということは、かなり大きなインパクトだ。

WindowsユーザーはWindows OSをアップグレードするときは、製品版で少なくとも約1万円は投資しなければならないことを考えると、MacOSの価格的衝撃は小さくない。
しかもMacOSはフルスペックで2500円相当。
Windowsはグレードがあってフルスペックの場合は約3万円は投資しなければならず、個人での購入も負担だが、企業での購入となると、さらなる負担になってくる。

音楽販売で革命を起こし、ソフトウェア販売で革命を起こし、携帯電話市場で大変革を起こしたアップル社はOS分野でもリードする勢いになっていることに、強い驚きを感じる。

十数年前の潰れかけのIT会社は経営者の手腕だけで、これだけ激変することには、もっと驚くものがある。


※アップル社のホームページでMacOS LIONは2600円であることを確認しました。
 ホンマ。
 えらい時代が来たもんです。