平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

将棋連盟必至、もはや受けなし

2016-10-20 10:02:20 | 将棋


日本将棋連盟の棋士はそろいもそろってなぜこんなにバカなんだろうか。
将棋はずいぶん先まで読めるのに今回は(伊藤さんの件を含めると今回も)1手先も読めていない。
竜王戦は予定通り三浦九段で行くべきであった。
文春や新潮が何を書いても、①証拠不十分、②竜王戦はソフト使用できないよう万全の対策を講じて臨む、と言えば何事も起きなかったはずだ。
しかし、証拠不十分でありながら三浦九段を出場停止処分にしてしまった。大悪手である。
三浦九段は名誉も社会的信用もすべて失ったのだ。無事に収まるわけがない。
さらに、渡辺の大暴走である。よくもこれだけ悪手を連発できるものだ。ある意味感動的だ。
渡辺は三浦九段との直近三戦で全敗し、特に10月3日の順位戦で惨敗したので、相手がソフト指しをしていると確信し連盟幹部に直訴した。
そして、谷川、羽生らは事態を重大視し、読売新聞への配慮から挑戦者を据え替えた…。
六枚落の初心者でも指さないような大ポカである。スポンサーに気を遣っているようで結果的にスポンサーの顔に泥を塗っているのだ。
考えてもみるがいい。
「直近三戦で全敗した、だから技巧を使っていると確信した」では、竜王よりもフリーソフト(技巧)の方が圧倒的に強いことを
対戦した当人が実体験を通じて証明したことになるではないか。
読売は、なぜ連盟に三億円もの大金を支払っているのだ。
竜王が「オレよりフリーソフト(技巧)のほうが強いモンね」と言い、連盟幹部もそれを認めたら、読売は立つ瀬がない。
読売は早晩連盟との契約を解除するだろう。
そもそも、新聞に将棋欄は不要なのだ。要らないと思いつつも惰性で継続していただけなのだ。
読売が契約解除を行えば、他紙は雪崩を打って読売にならうだろう。
将棋連盟は頓死筋に嵌ってしまった。破滅への流れを止めるのはもはや不可能だ。
自業自得であるから仕方ないが、すこし気の毒な気もする。

追記

週刊文春2016年10月27日号より抜粋

渡辺竜王が続ける。
「竜王戦七番勝負が始まってから疑惑が公になれば、シリーズは中断される可能性が高いと考えました。
それだけでなく、タイトル戦を開催する各新聞社が“不正“を理由にスポンサー料の引き下げや、タイトル戦の中止を決めたら連盟自体の存続さえも危うくなると思ったのです。
そんななかで最悪のシナリオは『疑惑を知りながら隠していたという事が発覚する事だ』と判断しました」
渡辺竜王は内部告発の覚悟を決めた。


わっはっは、藪をつついて蛇を出し、毛を吹いて傷を求め、飛んで火に入る夏の虫か。いやはや、ちゃんちゃらおかしくって臍が茶を沸かすぞ。
渡辺という男、天然記念物級のバカである。馬鹿野郎の口車に乗って、軽はずみな処分を下した執行部も同じようなものであるが。
スポンサーにとって不正疑惑など痛くも痒くもないのだ。
真に痛いのは、竜王よりも只で手に入るソフトの方が強いという事実、が世の中に知れ渡ることだ。そのときが将棋連盟の最期だ。