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地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

初夏の風物詩

2012年06月23日 | 音楽・コンサート

 

昨日「岡山パリ祭」第二回ミーティングが開かれた、そのプログラムは魅力的だ

 今朝起きると、お野菜たちに少しだけ水滴がついていた。雨が降ったのだろうか。その後、パソコンを開いて、祈るような気持ちで明日のお天気を見た。何しろ明日は柿山での予防作業であり、雨は絶対にNGだ。延期するとなるといつに変更するかを含めてみなさんへの連絡も大変で、何とか雨が降らないようにと願った。すると、予報では終日「曇り」となっていた。全国的には下り坂のお天気ではあるが、ともあれは「明日できる」ことを信じることとしょう。

 さて、今またいくつかの取り組みに同じ並行的に関わっている。先に書いた「備前おかやま松竹大歌舞伎」も、これからいよいよ本格的に動き出す。加えて、これまでも何回か紹介しているが映画「ひまわり」に関わっての取り組みもある。

 それらに加えて、昨日は「岡山パリ祭」第二回ミーティングが開かれた。昨日は今年の「パリ祭」のプログラム(歌う順と曲名)の案も示され、ずいぶんと魅力的な構成となっている。

 

 

 今年のゲストである、いずれも宝塚のトップだった峰さを理さん、高汐巴さん、平みちさんの三人はもちろんソロで歌われるとともに、宝塚シャンソンメドレーでは同じく宝塚出身の風かおるさんを加えて4人で登場される(三人の画像はネットから拝借した)乞う、ご期待だ。

 

 もう一人のゲストである美川憲一さんを始め、常連の前田美波里さん、戸川昌子さん、菅原洋一さん、ROLLYさん、そして我らが岡山出身のあみさん等々、総勢23人(組)が登場する豪華ステージだ。

 もう既に「岡山の初夏の風物詩」となっていて、まさにシャンソンの唯一の祭典である「岡山パリ祭」を是非とも楽しんで欲しい。それが、継続していく何よりの力となるのだから。7月21日(土)17時30分開演だ。くれぐれもよろしくお願いする。

 これだけ集中するのも珍しく、さすがにシンドイ日々だが魅惑的な日々でもある。たれでも、あまり無理は禁物と自分自身に言い聞かせている。

 

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沖縄へツアー

2012年06月23日 | 映画・テレビ

 

映画「ひまわり」は来月撮影開始、「撮影の見学・激励沖縄平和ツアー」を実施

 いよいよ来月には、映画「ひまわり ~沖縄は忘れない、あの日の空を~」が、現地・沖縄で撮影が開始され.。原発の陰に隠されて沖縄基地の固定化が図られ、「基地のない平和な沖縄」が遠ざけられようとしている今、この映画「ひまわり」の映画製作はとても大きな意義があると言えよう。

 しかし一方では、こうした映画は誰も資金を提供してくれず、国民一人一人の支援なしには製作できない現実がある。「製作協力券」を一人でも多く普及することで支えなければならないと考えている。

 さて、私も参加している「ひまわりの会・おかやま」では、「映画『ひまわり』の撮影見学と映画の題材となった宮森小学校と沖縄基地をめぐる平和ツアー」を準備し、今募集中だ。

 映画「ひまわり」は、返還前の沖縄で、米軍ジェット機が墜落し宮森小学校の生徒11名が死亡し、近隣住民多数が死傷した事件(1959年)を題材としている。今回のツアーでは、主演の長塚京三出演のシーンを見学・激励するとともに、宮森小学校現地を訪れ、その語り部の方から直接お話も伺う予定だ。

 そして、同時に嘉手納基地や普天間を訪れ、基地の沖縄の現実や実態を視察する。加えて、沖縄戦の縮図と言われる伊江島に渡り、阿波根昌鴻さんのつくった反戦資料館「ヌチドゥタカラの家」や公益質屋、千人豪も見て回りることとしている。沖縄の過去と現在を見つめ考える、まさに「沖縄平和ツアー」だ。事前学習を兼ねた「参加者団会議」も開催し、思いを深めて沖縄を訪れるツアーを計画し、現在募集中だ。

 こうした取り組みを通じながら、一枚1000円の製作協力券の普及を急ぎたいと考えている。ご協力をよろしくお願いする。

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小百合ちゃん

2012年06月22日 | 読書

 

吉永小百合について書かれた中平まみ著『小百合ちゃん』、共鳴も反感もある

 長く降り続いた雨、我が畑も大切なお野菜たちの根腐れがするのではと心配もした。それだけに、今日のように青空が広がるのは嬉しい。たくさんの方々が、畑作業をされていた。

 ただ、明後日の日曜と次の月曜が雨の予報となっている。日曜の11時から柿の予防を予定しているのに、今朝から突然に雨の予報となり、大いに困惑している。せめて、日曜日は夜からの雨であって欲しいものだ。

 さて、雨が降り続く中で幾冊の本を読んだが、その中の一冊に、吉永小百合について書かれた中平まみ著『小百合ちゃん』(講談社刊)がある。作家の中平まみは、映画監督の中平康の娘だ。その本に書かれた内容に、サユリストの一人でもある私は頷いたり、少しだけ反発したりもした。

 

 その吉永小百合の映画の代表作と言えば、浦山桐監督の「キューポラのある街」。吉永小百合を語る場合には、その「キューポラのある街」しかでてこない。映画版はつまらなかったが、テレビの「夢千代日記」はよかったのだが。

 さて、中平まみの『小百合ちゃん』でも、同じように「キューポラのある街」以外の作品を評価していない。「夢千代日記」もその中に入っている。そして、吉永小百合が「優等生」の殻を破って、女優として飛躍する機会だったのが三浦哲郎原作の名作で浦山桐監督作品の「忍ぶ川」の志乃役、そして山本薩夫監督作品の「野麦峠」への出演だそうだ。しかし、そのどちらの作品も降板してしまったことが細かく書かれている。また、渡哲也との恋愛なども書かれていて、吉永小百合の知らない一面を垣間見た感じでもある。

 ただ私的には、吉永小百合の出演する映画作品には、人間味のある、つまり生きている人間が感じられない作品が多いことは認め残念に思いつつも、それでも原爆詩の朗読など頑張っていることを評価している。吉永小百合はそれでいいと思っている。

 

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沙羅の花を見る会

2012年06月22日 | ひとりごと

 

藤戸寺「沙羅の花を観る会」が明日から始まる、この寺で観る沙羅の花は格別だ

 藤戸寺の「平成24年 沙羅の花を観る会」が、明日・23日(土)から25日(月)まで開催される。今年は、「源平藤戸合戦を偲ぶ会」も併せて開催され、「源平藤戸合戦のお話」(講師;安原弘延氏、北村精三氏)もあるとのことだ。

 私も以前訪れたことがあるが、藤戸寺客殿から観る沙羅の花は格別だった。お出しいただいたお茶なども楽しんで、ずいぶんと長い時間魅せていただいたことを記憶している。その日、境内で売られていた沙羅の花(ナツツバキ)の苗を買って、当時働かせていた公民館の中庭に植えた。今年も花を咲かせてくれているだろうか。

 その藤戸寺を訪れた帰りは、その近くにある藤戸饅頭を歴史ある本店で買って帰るのも楽しみだ。ただ、今年は三日とも予定が入って、行けそうにないのが切ない。

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お願い

2012年06月22日 | 歌舞伎・演劇・バレー

 

中村橋之助、片岡孝太郎出演の「備前おかやま歌舞伎」を是非とも観劇して欲しい

 私が参加している「おかやま・歌舞伎・観る会」が主催する「備前おかやま歌舞伎」のチラシとポスターができあがった。とてもカラフルで、歌舞伎公演の魅力をたっぷりと表現したものだ。

 チケットは7月17日(月)から優先予約方式での販売(8月20日締め切り)。チケットの申し込み方法;郵便振替で振り込みにて予約(住所、氏名、電話番号、座席種別〔S・A・B〕を明記)。チケット郵送希望の場合には、別途400円必要。座席は抽選で決定。郵便振替口座 01360-1-71823 名義「おかやま・歌舞伎・観る会」
 なお、優先予約は、ぎんざや、山陽新聞社サービスセンター、インディスク(倉敷)、岡山音協でも受け付けられる。優先予約で残席がある場合のみ、9月18日(火)から一般販売を行う。

 どうか、是非とも、「備前おかやま松竹大歌舞伎」の優先予約を申し込んで欲しい。心からのお願いだ。もちろん、私に言っていただければOKだ。また、この公演のSTAFFも募集中だ。観劇する楽しみに加えて、日本の伝統文化である歌舞伎公演を主催する楽しみを自分自身のものに。是非、ご一緒に。

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心地よさ

2012年06月21日 | 食べ物

 

「アムボエル」は広い空間にゆったりとしたテーブル配置、ランチも美味しい

 今日は早いもので、もう二十四節気の一つ夏至だ。この日を過ぎると、本格的な夏が始まるという日だ。しかし、今朝からの雨は降り続いている。「晴れの国 岡山」で、これだけ続けて雨が降るのは珍しい。暑くてもいいから、太陽の日差しが欲しいという感じだ。今のところは、土・日は晴れの予報が嬉しい。

 さて、このところ友人との語らいで利用している「アムボエル」。結婚式場に併設したレストランであるだけに、広い空間にゆったりとしたテーブル配置が心地よい。

 ランチメニューでは、だいたい「ポワソン ヴィアンドコース」を楽しませてもらっている。メインが魚(ポワソン)か肉(ヴィアンド)をチョイスする。次の「スペシャルコース」は本日のパスタと魚料理か肉料理となり、さすがに私の年齢では少しだけ重い。

 

 このお店のコース料理は、オーガニックプレート、季節の野菜のポタージュ、そしてメイン料理、ルーラルカプリ農場からの贈り物、パティシエール特製デザート&ドリンクと続く。

 昨日は、生野菜を食べるに4種類のドレッシングが用意されていて、代わる代わる楽しんだ。もっともっと食べたいという感じだった。ルーラルカプリ農場からの山羊製品や宮崎マンゴーを食べさせてくれるなど、様々に工夫されたメニューが嬉しい。

 デザートも、表面に砂糖(仕上用)をふりかけガスバーナーで表面がカラメル状になるまで焼くのをテーブル近くでやっていただける。写真を撮りブログにアップすることの許可をお願いすると、にっこりと笑って了解してくれた。スタッフの対応もとてもよく、お店は女性客で賑わっている。また行きたいと思わせてくれるお店だ。

 

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あみ天ライブ

2012年06月21日 | 音楽・コンサート

 

海老蔵さんのブログに「あみ天ライブ」の情報が、四回目は8月19日開催だ

 歌手あみさんについてこのブログに書いたら、あみさんのブログ「歌はami(ともだち)日記」で、そのことを取り上げていただいたことは既に書いた。そのあみさんファンを自称しておられる海老蔵さん(歌舞伎俳優の市川海老蔵ではありません、念のため)のブログ「海老蔵歳時記」で、あみさんの「天麩羅たかはし」でのライブ「あみ天ライブ」についての案内がアップされていたので、そのライブについてご紹介させていただく。海老蔵さん、ご了解を。

あみ天ライヴ vol,Ⅳ
 8月19日(日) 15時~18時30分
 会 場 天婦羅たかはし (岡山市北区京町8-1)
 会 費 6,500円(御食事&地酒一本付き)
 第一部 コンサート
 第二部 天ぷらフルコース
 あみ天ライヴも四回目となりました。どの会場より近い距離で、本物のシャンソン歌手の歌声に酔い痴れて下さい。ライヴ後は、あみさんを囲んで御食事会。天ぷらをフルコースで ご堪能頂きます

 

 目の前であみさんの歌声も楽しめて、あの天ぷらの名店「天麩羅たかはし」の天ぷらフルコースが味わえる。加えて、「あみさんの実家 清音の蔵元・ヨイキゲンの特別仕様の純米酒、話題の『愛実』も 付いて来ます」とあれば、これは行かない手はないでしょう。

 海老蔵さんはそのブログで、あみさんについて「あの言霊に満ちた唄声に癒されたら、本気で泣きます。(何年ファンやっていても、未だに号泣モノ。)」とも書かれている。半端ではないファンの姿がそこにはある。私など、足下にも及ばない。

 ともあれみなさん、8月19日は必ず日程を空けて、あみさんの歌声を聞きに「天麩羅たかはし」に行こうではないか。そうそう、その前に、7月21日(土)の「岡山パリ祭」がある。是非とも、ここでもあみさんの歌声に魅了されようではないか。「岡山パリ祭」も、是非とも楽しんで欲しい。

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避難勧告

2012年06月21日 | ひとりごと

 

東日本大震災以降の傾向であろうか、安易に「避難勧告」を出し過ぎでは!?

 一昨日、台風4号が列島を北上した際のことだ。夜9時の時点で、豊橋市では12万人に「避難勧告」が出されていたことを報道で知った。その内容は、次のようだった。

 「愛知県豊橋市は、台風4号による大雨の影響で、市内を流れる柳生川が避難判断水位を超えたため、午後8時から、新たに柳生川沿いの地域の2万1343世帯、5万411人に避難勧告を出しました。これによって、豊橋市内で避難勧告が出されているのは、合わせて4万9594世帯、12万3085人になりました」。

 12万人もの人が実際に避難してきた場合でも、豊橋市は避難できる場所を確保しているのだろうか。今回の台風ではないが、集中豪雨の際に、ある市では、全市に避難勧告を出したことがあった。「どうしろというのだ」、という感じだ。

 ともあれ、「避難勧告を出していれば、責任は逃れる」とでも思っている傾向でなければいいのだが。実際には危険な状態になったから「避難勧告」を出したのであろうが、それでも「オオカミ少年」ではないが、自治体の「避難勧告」などが信頼されなくならないだろうかと心配する。

 もちろん、関係のみなさんが全力がご努力されていることは理解するのだが、もう少し厳密な形での「避難勧告」は出せないのだろうかと思った次第。

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ラブ・アフェアー

2012年06月20日 | ひとりごと

 

スキャンダルでHKTへ電撃移籍の指原莉乃、「へたれ」ではない強さを感じた

 昨日のRSK山陽放送(TBS系列)の「火曜曲」に出演した指原莉乃は、今回の週刊誌に掲載されたスキャンダルについて語っていた。「書かれていることは事実でない部分もあるが、その男性とはお友達であったことは事実」と語り、この間食事をしては嘔吐していた状況も語っていた。

 私的には指原莉乃は、これまでノーマークだった。彼女の発言を聞いたこともなければ、彼女に関する記事を読むことはなかった。

 ともあれ、そんな指原莉乃は「へたれのさしこ」と言われていたが、昨日の彼女の発言を聞く限りには、とても「へたれ」には見えず、ある種「肉食系の強さ」を持っているようにすら感じた。

 さてその指原莉乃について、明石家さんまが16日に放送されたラジオ番組「MBSヤングタウン土曜日」で語っている記事にネットで出会った。「アイドルの恋愛には賛成」「最低限みつからないようにしないといけない ファンに対しての礼儀ですよ」語っている。

 そして同時に、その記事では「指原との交際を暴露したとされる男性に対し、『バカ男』と強い口調で罵ったさんまは、『男の風上にも置けんような奴や。ショックやで~。元彼とか元カノに暴露されるって』と語った」とある。

 私もこうした意見とほぼ同じ思いだ。プロ野球西部の涌井投手を初めとしてて、最近でも様々に過去の「恋愛」関係が、週刊誌などで取り上げられている。そしてそれを追いかける形で、テレビ局も取り上げている。こうした傾向は、たとえそれが芸能人を始めとする有名人であろうと、本来それは許されないことと言えよう。

 そしてまた、私は「ラブ-アフェアー」はそれが結婚などで成就した場合を除いて、全て墓場に持っていくべきことと考えている。そう思ってはいるのだが、そんな手荷物がないのが実に切ない。

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辛い旅

2012年06月20日 | 旅行

 

大震災の被災地はとてもではないが復旧すらしていない、目と心に焼き付けた

 昨日の台風4号は、岡山にはそんなに被害をもたらさなかったように思う。一安心だ。ただ全国的には、被災された方々も少なくない。昨日の夕方には、台風の到来と満潮が重なる被災地の石巻市や気仙沼では避難勧告が出されるなどもして、とても心が痛んだ。台風一難去ってまた一難、台風5号がまた接近している。心配は尽きない

 さて、早いもので東北・被災地を巡る旅をしたのが6月7日~8日だから、もう10日も前のこことなった。いくら何でもそろそろ書いておかないといけないと思い、台風が到来した昨日からパソコンに向かっている。帰った当初はすぐにでもアップをと考えていたが、些末な日常に追われて、報告を書く余裕がなかった。まさに、日常に流されるとはこのことだろう。と同時に、さすがにまだ気持ちの整理もつきかねているので、とりあえず行ったとの報告だけを書き残しておこうと思う。

 さて、朝NHKBSプレミアムの7時45分から「こころの旅」で、火野正平が千葉から北へ向かい、昨日の朝は盛岡を自転車で走っていた。その前は、ずっと東北の被災地を回っていた。私が南下したのとか逆で、北上している。その番組を見られた方も多いと思うが、とても深刻な状況が画面に映し出されていた。

 大震災・津波に襲われた被災地は、少しも復旧しておらず、家の基礎だけが生活の跡を示している。がれきは高く山のように積まれている。ところどころに仮設住宅がある。とてもではないが、復興に向かっているとは言えない情況が画面に映し出されている。私も同じような光景を、被災地を巡る中で見てきた。

 今、政府は社会保障の具体的な中身については示さないままに、消費税増税へ突き進んでいる。国もマスコミも、今や大震災の被災は遠い昔のような扱いに終始しているように思えてならない。1年以上も経過して、まだ復旧の目途すらついていない実態の前で、私は黙って頭を垂れる以外にはなかった。

 「大震災を過去のことにしてはならない。現在の問題であり、決して忘れてはならない。そしてこれまで以上に支援の輪を広げなくてはならない」そんな思いでいる。帰ってから、被災地のことを思って自宅の庭にひまわりを植えた。

 

 陸前高田市の松林の中で、たった一本だけ残った「奇跡の一本松」。「困難はあっても頑張って生きて行け」、と語っているような気がした。二日間で私の目と心に焼き付けた光景を忘れないで、被災された方々に寄り添いながら、私も前を向いて生きていきたいと考えている。

 それにしても、今回の被災地巡りの旅の期間中ずっと雨だった。久しぶりに雨男の本領発揮だ。でも快晴の空の下では、少しだけ辛すぎた光景でもあった。旅がこんなに辛いとは、初めての経験だ。何気ない日常がとても貴重であり、大切にしなければと心に誓った旅でもあった。

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