地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ノルウェイの森

2010年12月29日 | 映画・テレビ
 


村上春樹原作の「100%の恋愛小説・ノルウェイの森」が映画化された

 昨日の昼間、車の運転中に発作の起こった「メニエル氏病」。終日体調が悪く、昨晩は夜10時には寝て、一度も起きることなく今朝は7時まで眠った。朝起きた段階では体調もスッキリしていたが、新聞を読んでいる際にまた軽い発作があった。今も尚、右側の頭に違和感がある。

 発作の起こる症状としては間違いなく「メニエル氏病」なのだが、頭の痛みを考えると、脳に腫瘍ができているのかとも心配したりもする。年が明けたら、一度頭部CTでも撮ってもらおうかと今は考えている。なかなかに悩ましい。

 ところで昨日観た映画だが、村上春樹原作の「ノルウェイの森」だ。この原作は1000万部も売れて、戦後最大のベストセラーになっている。私は出版されたと同時に初版本を購入しており、疲れたときなどに結構繰り返し読んでいる。

 村上春樹の作品は内面を掘り下げ、心象風景の描写するものが多く、なかなかに映像化は困難だと考えている。その村上春樹の「100%恋愛小説」と銘打った原作をどんなように料理するのか、「ま、見ておかなければ」といった義務感のようなもので観に行った。私がその原作で最も心惹かれているのは、レイコさんだ。

 「ねえ、ワタナベ君、」とレイコさんが僕の耳もとで言った。「そこ違うわよ。それただのしわよ」「こういうときにも冗談しか言えないんですか?」と僕はあきれて言った。「怖いのよ、私。もうずっとこれやってないから」

 このフレーズ・シーンは、私の心に焼き付いている。そのレイコさんがどのように描かれるのかるのか、そこはとても興味があった。

 さて、映画は学生運動がシーンが多くあり、かつワタナベがアルバイトするレコード店や学生寮などの映像を懐かしく観た。そして何よりビートルズが流れ、映像が美しかった。

 ただ、なにぶんにも霧島れいか扮するレイコさんは美しく、格好良すぎた。魅力的であることに変わりはなかったが、私の心にあるレイコさん像ではなかった。帰宅して、原作本を口直しにパラパラと読んだ。やはり、魅力的的だ。

 
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