地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

大阪新歌舞伎座

2017年10月04日 | 歌舞伎・演劇・バレー

劇団若獅子&市川猿之助さんがタッグの公演を新歌舞伎座で観た

 劇団名とリンクする名優がいる。劇団「民藝」と言えば宇野重吉と滝沢修そして北林谷栄、「文学座」と言えば杉村春子と北村和夫、俳優座と言えば東山千栄子と加藤剛等々がすぐに浮かぶ。

 また、新派と言えば水谷八重子(初代)、新喜劇と言えば藤山寛美と渋谷天外、新国劇と言えば沢田正二郎、そして辰巳柳太郎と島田正吾だ。

 その新国劇は今年創立100年、そしてその後を継いでいる笠原章率いる劇団若獅子は今年は30周年を迎えている。

 そんな劇団若獅子は、私がスタッフとして参加している「おかやま・歌舞伎・観る会」にとって、絶対に忘れられない劇団だ。

 2011年4月、岡山市民会館で市川亀治郎(現市川猿之助)さんを客演として迎えた公演を、「歌舞伎・観る会」が主催して開催した。

 1997年に「歌舞伎・観る会」を立ち上げて、「歌舞伎鑑賞教室」公演を岡山の地で開催するためにご尽力いただいたOさんが、「歌舞伎ではないが、亀治郎さんが出演するし、演目も歌舞伎の演目でもある『一本刀土俵入り』だし、『歌舞伎・観る会』でやったらどう?」というお誘いをいただいたのが、2010年。

 その頃、「歌舞伎鑑賞教室」の巡業もなくなっており、「歌舞伎・観る会」としては活動が低迷していた時であり、一も二もなくお引き受けし、スタッフ一同公演を主催する喜びを再認識した。そして、翌年には中村橋之助(現中村芝翫)さんが座頭の「備前おかやま松竹大歌舞伎」公演を主催し、今日に至っている。

 それ程の恩義のある劇団若獅子&市川猿之助さんがタッグを組んだ公演が、大阪・新歌舞伎座で開催されたので、お礼の意味で観に行った。

 「新国劇創立100年、劇団若獅子30周年」ということで、演目は「国定忠治」「月形半平太」の2本。さすがに見応えのある舞台。そして何より、猿之助の女方は抜群に素晴らしかった。

 猿之助さんはカーテンコールで、「若獅子が30周年を機に解散し、笠原さんも引退されると聞いたので、これば是非参加しなければと駆けつけた・・・」と切り出された。この時、大きな笑い声が起こらなかった。

 もちろんその後、猿之助さんは「若獅子今後ますます発展して行かれる」と言葉をつながれエールを送られ、大きな拍手が起こった。私も劇団若獅子が、笠原章を引き継ぐ若手花形役者を誕生させ、さらに発展させられるよう期待して止まない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする